世界中のソーシャルに関するニュースを紹介、配信するサイト

<電子新聞> 復活したニューヨークタイムスが電子新聞販売プラットフォームの貸し出し開始!!?


 インターネット広告が21%増え、昨年より売り上げが1.2%増大したニューヨークタイムスですが、アップスの取り扱いにおいて他社よりも一日の長があります。
 多くの地方紙(第一陣顧客はTelegraph Media Group and three A.H. Belo newspapers: Dallas Morning News, Providence Journal and Press-Enterprise in Southern California. )が「プラットフォーム(IPhone, IPad App Platform )を貸して欲しい!!」と殺到し、新たなビジネスとなっています。
尚、プラットフォームの名前は格好よくPress Engineと付けられています。
地方紙はアップスと広告で稼ぐわけですが、ニューヨークタイムスには一時金と運営費が収入として入ります。アップスの開発のお手伝いやライセンス提供もするようです。
Dallas Morning Newsはこのサービスを活用しますが「我々にはニューヨークタイムスのようなアップスを開発したり、プラットフォームを立ち上げる資金的ゆとりが無い」と言っています。
 
  <解説>
  アップスはサービスであると言われますが、IPhone, IPadなどのアップスとWeb上のプラットフォーム=一種のWebアプリケーションとの組み合わせで稼ぐビジネスが成功し始めています。これに勢いが付けば広告費が集中します。
 元々Webアプリケーションをサービスといい始めたのは音楽のマイクロ取引を始めたアプルのスチーブ・ジョブスです。ニューヨークタイムスも同じアプローチを始めました。アップスを含むフリーミアム=マイクロ取引の時代が始まりました。
 新聞社は何故ニューヨークタイムスを真似るのでしょうか?
2009年全米新聞協会は「記事一本10セントのマイクロ取引を提唱」しました。
しかしこれは新聞記者の動機を下げるなどの理由で結局、各社踏み切れませんでした。一方ニューヨークタイムスは、記事は無料に据え置いて、Webアプリケーションを含めたアップスを充実させ、Times Reader 2.0,などを有料にしました。アップスで稼ぐ、またはアップスを充実させて広告費で稼ぐ戦略に出ました。その結果、2009年に比較して21%も広告費が伸びました。これは新手のフリーミアムアプローチ、アップスによるマイクロ取引です。
 最近は筆者もアンドロイド携帯で毎朝、ニューヨークタイムスを読んでいます。世界中に配信して広告を得る戦法ですね。
 これでニューヨークタイムスが完全復活を遂げるかどうか判りませんが、期待して見守る価値は十分あると思います。
nyt-apps.png
  <引用:テッククランチ>
 ★★ New York Times Offers IPhone, IPad App Platform to Other Publishers
    http://adage.com/mediaworks/article?article_id=145206

“Over the last year there’s been a particular amount of interest from different clients asking whether we would be willing to license the code of our own New York Times application,” Ms. Topalian said.
The Times is not exactly replicating its apps for others, however, Ms. Topalian said. “We’re taking, for lack of a better word, the DNA of them and the functionality of them.”

★★ New York Times To License “DNA” Of Its Mobile Apps To Other Publishers
 http://techcrunch.com/2010/08/02/new-york-times-press-engine/

As one of the world’s leading media publishers, it’s critical for The New York Times Company to stay ahead of the curve in the digital space, or die trying. Hence, its efforts on the desktop with Times Reader 2.0, as well as its mobile website and multi-platform applications.
But the company has now come up with an additional way of deriving (sorely needed) revenues from its mobile apps apart from selling or slapping ads on them: licensing
.

  日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫 borg7of9 twitter

関連記事

2020年7月
« 3月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031