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<スマートテレビ>グーグルテレビとグーグルの広告ビジネスの行方


 米国の地上波(CBS、ABC、NBC)がグーグルテレビをインターネットサイトの見逃し放送からブロックした理由は「アナログテレビ時代のドル単位広告をネット時代のペニー単位広告と言うなけなし売り上げ」への転換を加速する可能性の高いグーグルテレビへの抵抗でした。
 ではグーグルは自身の広告ビジネスを、又広告主企業は、こういった動きをどう見ているのでしょうか。日経ビジネス誌の1年半前の記事が参考になりますので紹介します。
 2009年当時、グーグルは新聞やラジオ(2006に進出)の広告ビジネスから撤退し、グーグルのテレビ広告も苦戦が続いていました。ラジオなどは広告ビジネスがどんどんインターネットにシフトし、企業倒産の危険もある企業も多くあり、広告費も安くどうしようもありませんでした。
 そして米国で700億ドルのテレビ広告ビジネスには引き続き注力すると決めたわけです。
  地上波のテレビはグーグルを既存のビジネスの壊し屋と警戒する一方で広告主企業は、効果などの説明責任(実際に番組を何人見たかの先行指標など)が明確になると歓迎しています。「ウェブ広告並みの効果測定をテレビ広告でも望む声」と言う点ですね。
  今回の米国地上波とグーグルテレビの対立の根は、結構、深いものがありますね。このあたりは日本にも直ぐに飛び火するかもしれません。
  例えば米国で地上波と広告の説明責任の明確化を巡って物議を醸した某自動会社など「実際に何人広告を見たか、番組を見たか教えろ!!」「見た人々の生の感想もよこせ!!」「ソーシャル視聴の会話も出せ!!」 
  「何? 出来ない?」 「だったらグーグルテレビに広告を出すよ!!」
  と言いかねません。
 このあたりよくウオッチを続けましょう。

 テレビとインターネットの融合が進んでいることや、ウェブ広告並みの効果測定をテレビ広告でも望む声が広告主の間で高まっていることから考えて、グーグルが同事業に引き続き力を入れていく公算は大きい。
 しかし前途は多難だ。テレビで広告のターゲティング精度を向上させる技術やサービスを開発しているライバル企業はほかにもある。しかも、旧来のメディアには、グーグルへの警戒心が根強い。
 ある広告会社の幹部はこう話す。「とびきりかわいい女の子が高校に入ってきたようなもの。周りの同性からは、やっかみの目で見られてしまう」。

  ★★ グーグルのテレビ広告事業、苦戦は続く
  http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20090220/186802/
★★ Google Switches Off Radio Ads (But Not TV Ads)
    http://www.businessweek.com/the_thread/techbeat/archives/2009/02/google_switches_off_radio_ads_but_not_tv_ads.html
  日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫 borg7of9 twitter

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