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<スマートテレビ>見逃し放送Huluの売却交渉の意味!!


 AllthingsDの記事ですが、売却提案が検討されている米国地上波共同(CBSを除く)の見逃し放送のHuluですが、ひも付き条件で実質的に見逃し放送の販売の排他的権利を持つ総代理店として再出発するようです。
 過去Huluの株主であるABC、フォクスやNBC(NBCはFCCが課したコムキャストとの合併条件により、Huluの経営権は放棄、株は所有)とHuluの対立は色々と指摘され、噂されていました。
 1、見逃し放送の開始時期は、本放送の8日後に再設定されるようです。
    これは再送信料を支払っている有料テレビに優越権を与えるためです。
    見逃し放送はCATVによる「テレビエブリホエア」を見ろという後ろ向きの内容です。
    Huluの有料版は従来どおり番組終了の翌日からと思われます。
 2、、Huluは実質見逃し放送の総代理店のステータスを維持
   各社の自社サイトを除いてはネット上でHuluは実質見逃し放送の総代理店の立場を維持します。既に継続契約は更新されています。
 3、HuluCEOのカイザー氏の任期が来月で切れるのでHulu売却を彼は歓迎
  Huluをここまで引っ張ってきたアマゾン出身のカイザーCEOと株主の対立は米国では有名です。やり手のカイザー氏が何かしようとすると地上波が「それは駄目だ!!」と足を引っ張るわけですね。
  そこで株式は売却してもらって地上波支配の役員会から自由になり、取引先としての関係を維持するというのはカイザー氏は大歓迎です。
 4、2007年の投資家たちが2012年期限で株の買取請求権を行使する可能性
  Providence Equity Partnersが1億ドルを出資しているHuluの場合、投資家が買い取り請求権を行使できる2012年が近づいています。その場合、地上波が大金支払わされて買うことになると考えられます。
  通常はその前に上場するとか、色々ある訳ですが、ここで地上波は決着を付けたいのでしょう。株を販売すれば投資収益も上がります。
   
 <解説>
  米国で地上波とグーグルテレビが対立した時点の論争では、無料の見逃し放送をパソコンに限定したい地上波とインターネット中立化の宣言を盾にとってブラウザーによるアクセスを実施したグーグルとの対立でした。
 またグーグルの肩を持つ見方として地上波は技術革新を無視している。ネット技術が発達すればパソコンもモバイルもテレビも区別が無くなると言う議論も盛んでした。
 しかしここに来て上記の無料見逃し放送に関して放送8日後開始説が正しければ、問題は解決したことになります。
 但し、これまで見逃し放送が当たり前だと思っていた視聴者は、放送の翌日に見たければ有料のサービス(有料テレビやHuluプラス)を購入する義務が生じます。
 
 

hulu-alec-baldwin.jpeg
<引用元:ALLTHINGSD>
 ★★Hulu Buyers Would Get Exclusive Content, With Strings Attached

Hulu’s owner/partners — Disney’s ABC and News Corp.’s Fox — have finished their deals extending their content licenses
・・・・・
The network’s content deals are exclusive, more or less
・・・・・
Hulu’s owners do plan to increase the amount of time it takes for a TV show to move from broadcast to the Web site.
・・・・・・
 Hulu CEO Jason Kilar might be very happy to see a sale.
・・・・・
 Providence Equity Partners, which put up $100 million to seed the company in 2007, has a put option that kicks in during 2012.

 日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫 borg7of9 twitter

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