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<電子雑誌>継続講読の電子雑誌はアプリに向かないのか!!?


 ギガオムの記事ですが、電子書籍が一定の成功を収める中、電子雑誌は例外のようです。ギガオムの記事は「電子雑誌のような継続講読はアプリに向いてない可能性がある」と言っています。電子新聞は中間でしょうか?
  2010年にAppleのiPadが登場した時、新聞と雑誌の出版社は大歓迎しました。アプリにより音楽と同様、記事にお金を払ってもらえるフェアープレーが可能だと考えた訳です。それまではネットではゼロ円で散々悩まされていましたから。
 AppleのiPadが提供するのは紙の新聞や雑誌(newspapers and magazines )の Digital replicaだと思われました。だから成功すると夢を見ました。単調なHTML pages よりよっぽどましだと思ったわけです。
 アップルはお金を払おうとしない悪い消費者を鍛えなおしてくれる!!と言う幻想もありました。そして紙をコピーするアプリなんか簡単に作れると考えたのです。
 第一の幻想は紙のレプリカなら紙と同じ値段の広告がつくと思った点です。でもネット広告でグーグルにかなうわけがありません。
 
 そして結局、そんな夢のようなドラマは起こらず、厳しい現実を前にして多くの出版社は甘い夢(”magical and revolutionary”)が吹き飛んだと思っているようです。
 例えばMIT Technology Review は成果がないとアプリ( iOS and Android apps)を止めました。2011年1月に開始したサービスは5000件の購読=最初の年の売り上げ$125,000予測は軽い軽いと思ったのが誤りでした。たった353 の契約しかとれませんでした。
 まずアップルに30%も手数料を支払う必要があります。これは痛い。それから継続購読のアップルのやり方は一年ほどごたごたしていました。一つは明らかにアップルの政策面の失敗が電子雑誌が冴えない原因でしょう。アンドロイドはアップルよりもあたりが柔らかですが、しかし主流はアップルのiPadです。そして色々な画面=スマフォ、iPadそしてWebと6種類も作る必要がありました。アプリは簡単ではないのです。
 そうなれば Financial Times が成功したHTML5が眩しく見えます。 Financial Times もアプリを5月1日付けで止めました。MIT Technology Review はFinancial Times が成功したHTML5を採用するようです。
 一方Wired magazine は契約数がたった700件しかありません。一方The Economist は5万件のiPadユーザーを誇っています。しかし紙版を含めた全体の 6 percent にしかなりません。
 何れにしても電子雑誌のアプリが上手く行っていない事は確かです。その結果、 HTML5への興味が高まっていますが、一定程度、Financial Timesが成功しているからといって、アプリで上手くいかない電子雑誌が、HTML5で全般的に成功するかどうかは全く未知数です。(これも幻想かもしれません。)
 電子書籍がアプリで成功した現在、焦点は未だに成功が見えない電子雑誌です。
アプリが駄目だからHTML5にいき、それでも同じように駄目ならどうなるんでしょうか?
<解説>
  電子雑誌は一時ゲームの要素を取り入れた派手な電子雑誌が登場しましたが売れていません。ましてや儲かってもいません。やはり電子雑誌はゲームではないようです。紙と電子雑誌が両立する時代には、非常に簡単な読みやすい方式が求められます。しかし未だに解が見つかっていません。アップルやアマゾンはどうするんでしょうか?
 

 
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<出所:ギガオム>
 ★★ Are publishers waking up from their dream about apps?
 ★★ Why Publishers Don’t Like Apps
   ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫 borg7of9 twitter

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