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スエーデン中央銀行、仮想通貨e-krona 採用の本格議論開始、フィンテック


Financial Timesのスクープ記事( Riksbank Deputy Governor Cecilia Skingsleyさんへのインタビュー)ですが、ウオールストリートジャーナル紙も取り上げています。スエーデン中央銀行= Riksbankが e-krona (中央銀行発行の仮想通貨)を採用するかどうか決定する本格議論し始めています。決まれば2年以内に 仮想通貨e-krona が登場します。 Riksbankは1600年代に世界初の紙のお札( paper banknotes)を出したことで有名です。2009年から現金の利用は40%下がりました。スエーデンは世界一のクレジットーカードの利用率を誇る国です。

また950万国民のうち、銀行統一バンキングアプリのSWISHは約500万人が使っています。既に現金では地下鉄の切符は変えず、現金ではバスにも乗れません。合法的に小売店は現金の受け取りを拒否でき、また銀行(全体の半分以上)も地方では現金の受け取りを拒否でき、ATMもどんどん撤去されています。教会の献金は現金比率が15%です。( 900 of Sweden’s 1,600 bank branches no longer keep cash on hand or take cash deposits)( many, especially in rural areas, no longer have ATMs)

GDPの2%(日本は10%)、消費支出の約20%(日本は約80%)が現金です。2020年にはGDPの0.5%にまで下がります。

彼にスエーデンが中央銀行によるe-kronaの発行を決めたならば、先進国では世界初となります。これは300年前に銀行がお札(paper note )を発行して以来の大変な革命だそうです。問題は浮浪者、障碍者、高齢者、プアーな人々など社会的弱者(the poor, elderly and disabled)が取り残されることだそうです。そこでe-kronaが発行されても完全に現金は消滅させず、共存を図る方針だそうです。

スエーデンは5年もすればキャッシュレス社会の到来宣言しそうです。後は政治のリーダーシップだけのようです。

ブロックチェーン以外にも様々なフィンテック技術を検討したスエーデンですが、どうらや現在のプリペイドカードやデビットカード(銀行口座サービス)の次は仮想通貨(ブロックチェーン方式)に決める方向でしょうか?

■ スエーデンキャッシュレス化の経緯

1960年代に政府の音頭とりで給与の銀行振り込みが普及

1990年代 小切手の有料化実施  credit and debit cardが普及するきっかけ

2015年  年間207回のクレジットカード利用数は世界一にまで普及

世界平均の3倍

2012年  大手銀行の統一アプリSwishが登場

全国民950万人、Swish利用者500万人

電話番号指定による送金(uses phone numbers to allow anyone with a smartphone to transfer money from one bank account to another in real time.)フィンテックのお株を奪う。

支払いはエムポス方式(MobilePOS)

 

SWISH(月間9百万回利用)はデンマークの MobilePay(年間での利用数、 90 million transactions last year)と競っています。デンマークの MobilePayは5.6百万の人口に対し、3百万人が利用しています。

小売店は iZettleによるエムポス支払い方式を利用しています。 iZettleは SWISHと連携し、デビットカードを取りあつかっています。英国や中国も中央銀行が本格議論を始めています。

The Central Bank of Sweden is considering issuing a national digital currency to solve the problem of a dramatic drop in the domestic use of cash. The so-called e-krona may be introduced within two years.

While banks are currently given access to electronic money by the central bank, if Sweden does choose to introduce the “ekrona” it would be the first time a major country in the world has given consumers direct access to virtual money issued by a central bank. (Riksbank was the first central bank in the world to issue paper notes, way back in the 1660s.)

sweden

 

<出所 BII >

★★ Sweden’s Central Bank Considers Digital Currency Use

★★ Sweden could become the first major country to issue a national digital currency

★★ Swish mobile payments – an amazing success

★★ Sweden could be first with national digital currency

★★ Sweden’s Central Bank Considers Digital Currency

★★ America has the technology to go cashless, but nobody trusts it enough to use it

★★ Sweden leads the race to become cashless society

★★ SEQR

★★ Swedish ambition

日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫 borg7of9

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