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セカンドライフを悩ませる反逆者達-ミクシィ(mixi)との類似点、相違点―


 日本のミクシィ(mixi)は2ちゃんねらーの皆様の悪戯行為で小さな事件が多数起こっているようですが、セカンドライフでも同様のちょっとした破壊活動が起こっています。
secondlife03.jpg
関連記事は以下の通りです。
▼ Virtual loses its virtues (ロサンゼルス・タイムズFebruary 22, 2007付け)
この記事に沿って筆者の感想を交えて解説をすれば以下のようになります。中に判りやすいようにミクシィ(mixi)との類似点、相違点が入れてあります。
 Second Life Liberation Army(セカンドライフ解放軍)と言う人々がいて、現在のセカンドライフの在り方に抗議しています。爆弾テロなどを繰り返しています。彼らの主張は結構、SNSのミクシィ(mixi)参加者の一部に見られるクレームに近いんですよね。
 Second Life Liberation Army(セカンドライフ解放軍)の主体は、セカンドライフが登場した2003年の頃から参加していた人たちだと言われています。それが2006年に入って企業など少数者が島や土地を買占め、自分たちの自由な「地上の楽園」が消えてしまった点に怒っています。
「企業のマーケティング中心主義にセカンドライフが侵されている!! 何と言うことだ!!」とまあ、こんな主張のようです。
特にバーニングマンなどの理想に共感してセカンドライフに参加した理想を求める人達ですから怒りは大きいようです。
そして昨年一年間でセカンドライフの参加者が依然の10万人から200万人に膨れ上がりました。
彼らは「自由に呪われた存在」として、リンデンラボにセカンドライフの将来に関する決定への参加を求め始めています。
そして彼らは存在誇示のための破壊活動を始めました。American Apparelの前の通りで3人の顧客をピストルで撃ちました。次はリーボックのお店で発砲事件を起こしました。かといって仮想世界なので撃たれた参加者が死ぬことはありませんが、ショックは大きいですね。
核兵器を爆発させたり、色々破壊活動を行っています。(注、一度現場を見たいのですが。きっと建物が吹き飛ぶんでしょうね)
これに対する社会学者の見解が面白いです。社会学者の目から見れば「同じことはゴールドラッシュの時にも起こった。」と言う話です。初期のころ仲良く金を掘っていた数少ない人々が、突然現れた大軍のようなよそ者に平和な環境を踏みにじられて怒りを感じた現象と同じと言うわけです。
そういえば日本のミクシィ(mixi)でも、参加者が増えて環境やマナーが悪くなった時がありましたよね。筆者など相当、痛切に感じていましたが。
特にセカンドライフの一部の初期参加者は「企業が悪い」と怒っています。日本のミクシィ(mixi)ではあまり表面化していません(でも時々そんな声が聞かれます)が、同じ問題があります。
「突然、自分の家の傍に企業がビルを建てて日当たりが悪くなった」とか、「自動車会社が無料の車を配って・・うるさい」みたいな不満が出ています。
セカンドライフのジレンマは、「多数の企業に参加して土地を買って儲けさせてほしい!!」という点と「古くからの創造性豊かな参加者にカルチャーを広めて欲しい」と言う点でしょう。これもミクシィ(mixi)で同じことが言われていました。
また人が増えすぎたことも問題になっています。プレミアム会員にもならず、礼儀を知らない人々が増えていると言う訳です。
でも同じことはマイスペースやフェースブックなどのSNSの急成長期にも起こりました。
マイスペースでは音楽家=アーチストが多かったですが、クリエーターなど芸術家が多いセカンドライフの初期住民達の一部は理想郷を求めて「群れの巣移り」を始めたようです。行先はMultiverseが有力ですが。
 日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫

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