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新入社員がブログを書く意味


 最近、多くの企業で新入社員にブログを書かせる事例が出ています。これは中々面白いのですが、いよいよ企業内においてもWeb2.0の活用が普通になってきたと言う事なんでしょうか。
 例えば通信教育で有名なZ会では、新入社員が書いたブログが社外にも公開されています。これは社内を説得するのがさぞ大変だったと推察致します。確かに自社の新入社員の方が毎日日報を付け、それを社外の顧客にも公開すると言うのは凄いプレッシャーですよね。
▼Z会新入社員ブログ
http://www.zkaiblog.com/sostaff/
▼ブログによる情報オープン化の試み
http://www.zkaiblog.com/sostaff/
さて今や情報化社会、ポスト工業化社会がどんどん進んでいきます。昔の企業はいわば対面でのやり取りがあり、その延長線上に電話などでのコミュニュケーションがありました。これは組織の能力と言う視点から言えばいわば「陸軍」のパワーでした。対面での海外出張を「海軍」とすれば、ネットの活用は言わば「航空兵力」ということになるでしょう。
さてインターネットの民間解放後、電子メールやホームページを基本とした単純なやり取りが導入されてから、既に十数年が経っています。最初の飛行機は赤トンボと呼ばれた偵察用の複葉機でした。まだまだ兵力としてどこまで言えるかと言った手探り状態だったと考えられます。グループウエアや電子メールは、確かに有効でしたが「赤トンボ」程度のパワーだったと考えられます。当時は細い回線の上で文字中心のメッセージ交換の時代でした。
しかし今やWeb2.0の時代を迎え、航空兵力が「隼」や「ゼロ戦」のように中心的な戦力になる時代がやってきたと考えられます。写真付きブログやsns、更に既に先進企業のイントラネット上で活用が始まっている動画投稿サービスなどは、ICTによるコミュニュケーションが実際に戦力になり始めています。社内電話のIP化の動きも進んでいます。
既に陸軍単独では、航空兵力の支援が無ければ、例えばフセインさんの支配するバクダッドのような首都を効率的に落とすことはできない時代が来ています。
ましてやZ会さんのような企業は、陸軍を持っていません。航空兵力を伸ばすしかないわけです。
そういった中、多くの企業が新入社員が社会人としての訓練の一環である業務日報をブログで書き始めるのは、よく考えると当然のことでしょう。そしてそれを外部に公開すると言うZ会の試みは素晴らしいと思います。ましてやZ会のような通信教育の企業なら、顧客との協働作業において、ネットで感情を伝える能力を社員が磨くのは当然のことでしょう。互恵的利他主義の一部であるコラボレーションは感情によって支えられます。(進化心理学)新しい認知科学によってブログの企業組織内活用の意味をしっかり理解しよう。
日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫

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