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グーグルアース上の仮想ディスニーワールドは成功するか


 出現は2008年6月ですが、グーグルアース上に仮想ディズニーワールドが登場しています。これはデイビット・ゲランターの考え出した「ミラーワールド」と言う手法です。2009年2月の地上波放送の完全デジタル移行などを控え、ウオルトディズニーは、仮想社会サービス活用の企業リーダーになっているようです。
ディズニーとグーグルがグーグルアース(ミラーワールド)上で手を組んでいます。
理由は、現在のディズニーワールドの訪問者の9割はネットから検索するそうです。子供たちの時代にはグーグルアース上で実際のテーマパークを見て(ミラーワールドの探検)、それからどこのテーマパークに行くか決める時代がやって来るという読みです。
セカンドライフ実験の光と影
グーグルアース上に仮想ディスニーワールドが誕生した経緯については、筆者はセカンドライフの影響が強いと見ています。セカンドライフ上ではアイルランド環境公社の仮想「ダブリン」やメキシコ政府の仮想「マヤ文明=チェチェンイッツアのピラミッド」など観光ものが、成功し一定の観光客を引き付けたことが報じられています。
しかしセカンドライフ型の仮想社会サービスの欠点は「大きなパソコンが必要」「グラフィックボードの買い足し」「時間のかかる大きなクライアントソフトのダウンロード」「複雑なアバター設定」などにより、実際は初期登録者の25%程度しか参加しませんでした。これはまるで「入力がネックとなった初期の情報処理」の問題とそっくりです。
今から40年以上前の入力装置や仕組みが不十分だった頃には「情報処理は無用の長物」と言われたものです。丁度今のセカンドライフの評価に似ています。
さてディズニーは、グーグルアース上で多数の写真などをデータとしてシミュレーションによる「仮想ディズニーワールド」を立ち上げています。これだとパソコンのセットアップやアバターが不要な点でセカンドライフ上で名所・旧跡など観光地を展示する方式よりはるかに簡単になります。
これはとても賢いやり方だと考えられます。
 
★★Disney called its entry the largest corporate initiative on Google Earth.
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/n/a/2008/06/05/financial/f105956D93.DTL&hw=disney+map&sn=001&sc=1000
★★Disney World 3D for Google Earth YouTube Demo
http://www.gearthblog.com/blog/archives/2008/06/disney_world_3d_for_google_earth_yo.html
 http://www.youtube.com/watch?v=_wmdCeFUQH4
★★Video: Disney World 3D Launches in Google Earth
http://www.virtualworldsnews.com/2008/06/video-disney-wo.html
今後ジェネレーションV世代やネットジェネレーション世代が中心の時代になれば、旅行や観光などはグーグルアースの上にある「仮想観光地」の中を見て、それで旅行を決める時代になりそうです。古いWebサイトの時代とはだいぶ違いますよね。
日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫

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