2006年06月12日
●三菱グループ三十五社の試みは職縁SNS普及の起爆剤となるか?

先日、三菱グループ広告研究会(三菱グループ三十五社)がグループ内のソーシャルネットワーキングを立ち上げました。職縁SNSがグループ企業に対象を広げた訳ですね。
関連記事は以下の通りです。
●グループ間の横断的なコミュニケーションに 三菱マーケティング研究会インキュベーション機構がSNSを導入
http://www.pressnet.tv/log/view/7885
●三菱マーケティング研究会とは
http://www.mitsubishi-maken.com/
本研究会は三菱グループに所属する企業のマーケティング担当組織が毎月集まって開いている研究会です。各社持ち回りで毎月幹事会社の会議室で研究会を開催している訳ですね。六つの分科会があり、それぞれ毎月の例会では研究テーマに合わせた講演会・見学会・合宿研究・デスカッションなどを実施しているようです。
ソーシャルネットワーキングの仕組みは、毎月の例会の間を繋ぐ研究会の継続=コラボレーションの実施のために活用されています。
何故なら『しかし、一方で毎月一回程度の研究会活動では、議論や研究を深めることが 困難な場合が多く、時間的・物理的な障害を如何に解決するかが課題となって いた。』と言う問題にぶつかったからですね。
同じグループ企業の参加メンバーと言ってもそれぞれ大会社の各部門から社員が参加する訳ですから、お互いに気心が知れるのに時間もかかりますし、第一大手の会社では定期的に人事異動があります。
ここはネットの仕組みでスピード感が欲しいところですね。SNS内で参加者個人のプロフィールを公開したり、ブログを書くことにより参加者の間の社交が活発になります。社交が活発になれば研究会全体の共同性が高まりコミュニュケーションの密度が濃くなります。
恐らく六つの分科会はそれぞれ内部コミュニティを立ち上げて活発な議論をされるのでしょう。
従来からのメーリングリストがソーシャルネットワーキングに置き換わった典型的な事例と思いますが、研究会の分科会を『会社を超えた緩やかなプロジェクト・チーム』と考えれば、これは組織の中での活用法の一つのパターンです。
実際、筆者も幾つか職縁SNSは立ち上げた経験がありますが、クロスファンクショナル・プロジェクト・チームの運営にはメーリングリストなどより遥かに適しています。
Web0.0からマイナス2.0位の立場と言ったイメージの伝統ある三菱グループに職縁SNSが入った意義は大きいですね。
NTT東日本や他の幾つかのNTTグループの事例はでは『彼らITは本業だからなあ』と言われていましたが、今回は波及力が違いそうです。個々の三菱系企業だけでなく三井や住友グループ企業にも波及すると思います。
天晴れ、BEAT COMMUNICATION良くやった!!
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山崎秀夫 / 日本ナレッジマネジメント学会専務理事
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