2006年08月09日

●SNSは動画勝負の時代 Greeはmixiを逆転出来るか?

gheader_greelogo.gif

Greeが動画に出て注目を集めています。既にアメリカではSNSが既存メディアとのメディア・ミッスクスを行い、ビジネスとして成立するためには動画が必須になっています。果たしてGreeに勝算はあるのでしょうか。

関連記事は以下の通りです。

グリー、SNS「GREE」上に動画共有サービスをリリース
~ケータイ動画の投稿サポートでモバイルコミュニケーションを強化~

http://gree.jp/?mode=static&act=page&page=ext_press&id=press_release%252F200

※引用
GREEで提供している「フォト」機能ではすでに220万枚以上の写真が共有されておりユーザーから高い支持を集めています。一方で、近年動画撮影可能な携帯電話が普及し携帯電話の通信速度も向上を続けている事から、携帯カメラで撮影した写真をメールで送りあうように、動画を友達に見せ合うというコミュニケーションのニーズが生まれつつあると考え、この度動画共有サービスをリリースすることと致しました。
 
グリーは今回の動画共有サービスを通じGREEユーザー同士のコミュニケーションをさらに促進すると共に、「ケータイで撮った動画を友達と共有する」という新しいライフスタイルを提案してまいります。
※引用終わり

これまでのフォトサービス(写真サービス)を大幅にグレードアップして携帯電話からメールを投げれば動画が投稿できるサービスが始まりました。また近日中にパソコンからの動画投稿も可能になります。

これらは明らかに米国のマイスペースやYouTubeの日本版を狙ったものと思います。
動画投稿と言えばPeeVee.tvとかサイバー・エージェントの動画配信サービス「AmebaVision」とか、フジテレビの『ウオッチミーTV』 とか、NTTの「ClipLife」などの新規参入者が大部分でした。

ここで注目されるべきは、既存のSNSであるグリーが動画に進出した点です。

▼グリーの動きは戦略的だ!!

Mixiが既に500万人に対してグリーは約35万人と完全に勝負が付いたかに見えるSNSの第一世代ですが、ここに来てマイスペースなどSNSのビジネスモデルが具体的に見え始めると同時にYouTubeの影響で動画機能が注目を浴びています。またNileport などのニッチ型SNSの中にも成功するものが出てき始めています。明らかにSNSの第二世代が始まりました。

第二世代のSNSにはコマーシャルを始めとするビジネス収益を巡って本格的な勝負が始まります。動画はその為のキラーアプリ的な仕組みになるでしょう。

X-MEN3やカリブ海の海賊など映画やテレビドラマのプロモーションビデオがSNS系の収益になる広告ビジネスとして米国でも立ち上がり始めています。動画は必須です。

Yahoo!Daysが1,000万人の招待に『もたもた』し、楽天も派手な動きを控えている今、存外グリーが再度、注目を浴びるかもしれません。携帯電話Auの2000万顧客の囲い込みと言う大仕事に加えてお金のかかる動画に出るとは、大きな戦略的な決断です。

慶応発のSNSであるANYを見れば判りますが、日本の投資ファンドはSNSバブルに目がくらんでおり、今なら誰にでもお金を一杯出してくれます。

Mixiもマイスペースの進出を意識すれば動画に出ざるを得ないはずです。必ず出るでしょう。

折りしもグーグルがマイスペースを巡る検索エンジンのアウトソーシング競争で勝利し、マイスペースの親会社に3年間で最低9億ドル支払うと約束しました。その半分がマイスペースに入るとしても、年間約1.5億ドルの売り上げです。既にアメリカではSNSビジネスは本番に突入しています。

動画と収益を巡る第二世代のSNSでグリーはmixiを再逆転できるでしょうか?
面白くなってきました。ワクワクしますネ!!
-------
山崎秀夫 / 日本ナレッジマネジメント学会専務理事

Posted by sns at 2006年08月09日 18:19
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://socialnetworking.jp/b/mt-tb.cgi/2744

コメント

EDIT