2006年10月31日

●次世代のSNSは動画系か?セカンドライフの創造アニメ系か?

それにしても現在、我が国のソーシャルメディア業界はSNSなど次世代のネット・コミュニティを巡って動画系か?セカンドライフの創造性豊かなアニメ系か?と大騒ぎを始めています。デジタルハリウッドまで出馬です。凄いですねえ。

広告費のインターネットシフトも加速しているそうですし、参加型、広告費によるサポートと言うWeb2.0経済の中でネット・コミュニティの行方はどうなるんでしょうか?


※関連記事は以下の通りです。


デジタルハリウッド大学院 話題のバーチャル3Dワールド、「セカンドライフ」研究室を設立
専用講座を12月開講、仮想空間クリエイターを育成

http://www.dhw.co.jp/news/release/contents20061026.html


新たな支店はネット世界内、「Second Life」を有効活用する米企業たち

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2006/10/second_life12.html

Nissan Integrates Second Life into Sentra Campaign

http://freshtakes.typepad.com/sl_communicators/


Pontiac Empowers Car Culture In Second Life
(米国自動車企業GMのプレスリリースです。)

http://media.gm.com/servlet/GatewayServlet?target=http://image.emerald.gm.com/gmnews/viewpressreldetail.do?domain=2&docid=29830



一歩先行くネットワークゲーム『セカンドライフ(Second Life)』の日本語版、まもなく公開

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2006/09/second_life.html

マス・マーケティング崩壊の足音が聞こえる

http://katoler.cocolog-nifty.com/marketing/2006/10/post_ea19.html

エムログ、オウケイウェイヴと資本/業務提携。動画ビジネス分野で協業

http://www.venturenow.jp/news/2006/10/30/1129_013377.html

何れにしても次世代のネットコミュニティは、社会的ネットワーク論やパーソナルネットワーク論など、SNSで注目された社会学研究の成果を意識したものになると思います。

そしてそれにゲームなどで培われた創造性が新たに加わりそうです。

これまでのようにIT屋さんが技術論だけでネット・コミュニティを考える時代は終わっています。(無論、下位のレイヤーが技術論であることには変わりありませんが)

また広告費のインターネットシフトは我が国でも確実に進んでいます。(上の記事「マス・マーケティング崩壊の足音が聞こえる」参照)

Web2.0と下位コンセプトである集合知やラディカル・トラスト、自己表現やコモンズなどを貫く社交インフラを示すコンセプトに『ソーシャルメディア』があります。

この『ソーシャルメディア』にどんな仕組みを持ってくるかで、ネット・コミュニティの社会規範が大きく影響されていました。『ソーシャルメディアの仕組み』は社交や協働のルールであり、参加者の行動規範に大きく影響します。

これまでの『ソーシャルメディアの仕組み』には、古くは手紙や電話、ほんのちょっと古い電子メール、チャット、フォーラム、Q&Aコミュニティ、MMORPG、新しいSNS、動画サイトなどがありました。



Web2.0の下『ソーシャルメディア』が進歩を始めています。

進歩その一  ビデオを取り込むQ&Aコミュ二ティ

例えば米国のアンサーバッグはQ&Aコミュ二ティですが、ビデオ・アンサーを提供しています。明らかにQ&Aコミュ二ティが動画を取り込み、新たな進化を始めました。

アンサーバッグのビデオアンサー

http://www.answerbag.com/

進歩その二  SNSはビデオを取り込む

これはBEATCOMMUNICATIONなどが対応を開始し、戦いが既に始まっています。

進歩その三  ゲームが、より参加型に、アニメ世界を参加者が共同で作る時代

現在、日本中で注目されているのが、米国リンデンラボが運営しているセカンドライフですよね。色々な企業が出展しており、ホテルなど人気のデザインをそのまま本当のホテルに使うそうですが・・。英国のロイターに続いて米国の雑誌ワイアードも支社を開設しました。その他ナイキも出ています。ボーダフォン、アマゾンなども出ています。日本企業もニッサン、トヨタなどが出てます。その他凄い伝統企業の名前が上がっています。

筆者に言わせればこれは全てマスメディアからインターネットにシフトした広告料と考えられます。(こういう視点が日本のCNETの編集には欠けているんだよなあ・・笑)

もうすぐ日本語版が出来上がるそうですが、我が国でも類似のサイトが立ち上がると考えられます。理由は簡単で、デジタルハリウッドが研究室を開き、12月には講座まで開くからです。そして国内企業に『セカンドライフ』のビジネスに関する立ち上げサポートも行うそうです。筆者はこれをセカンドライフの代理店的な動きと見ていますが、同時にライバルの教育にもなりますよね。(ミクシィとgreeがライバルを一杯、育てたのと一緒ですね)

Web2.0の下『ソーシャルメディア』としてゲームの世界、アニメ世界が進化を始めた訳ですね。

夢の車の世界をセカンドライフに作って、最も評判の良い車を実際にデザインしたり、建物やファッションも同じように夢のデザインを参加者に行ってもらって、コンペで賞を上げて、実際に作って販売すると言う世界が出来そうですね。これなら企業はお金を払います。広い意味での広告費ですね。

セカンドライフは夢の世界=ラフデザインの想像の世界です。大衆参加と企業提案の作品群が出来上がります。創造性の遊びの世界ですね。あそこから優れたデザインを選んで商品やサービスを創造すると言う販売プロセスが出来上がります。

Web2.0の下『ソーシャルメディア』は、大衆の持つ想像性や創造性の開放まで到達しました。これがセカンドライフのようなゲーム型、アニメ型SNSの持つ意義でしょう。

暫らくセカンドライフはゲームの世界だけでなくネット・コミュ二ティの台風の眼になりそうです。またわくわくしてきました。 これから5年、凄いことが起こりそうです!!

日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫

Posted by sns at 2006年10月31日 15:19
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