2007年03月05日

●グーグルがYouTubeを先導し始めた!!

●ざっとした要約

the San Francisco Chronicleの記事ですが、両社の取引成立後、5ヶ月経ちました。そして著作権など色々問題は残っていてもグーグルがYouTubeを先導して収益モデルを改善しつつあるようです。両社のアライアンスが出来上がった後、YouTube関連で約1,000の取引がまとまりました。バスケットボールや古いテレビ番組の放映などです。でもハリウッドとの著作権問題は未解決で残っています。

また結構、強力なライバルスカイプ創業者の立ち上げた「JOOST」、更に「Daily Motion」などが現れています。ベアスターズの証券アナリストは、2006年のYouTubeの収益を0.15億ドルと見ています。(注、大分mixiより少ないですよね!!)

両社の取引成立後成功した取り引きにはYouTube 上のNBAチャネルやがあります。これはグーグルと取引があったNBAを紹介したものです。これまでグーグルはNBAのゲームのビデオを3.95ドルで売ってました。

また面白いのはグーグルが胴元となって広告入りのビデオを作り、動画サイトに配るというサービスです。例えばグーグルがNBAのビデオを広告入りで配信し、Bball.comのサイトから視聴された場合、広告主から得た広告料をNBA、Bball.com、グーグルで分割します。今のところYouTubeとはまだ始まっていないようですが、早晩、同様の話が進むでしょう。

コピーライトの問題は、頭が痛いようです。YouTubeはNBAのビデオを防衛するのにフィルタリング・ソフトを活用するそうです。

何しろVIACOMがYouTubeとの話し合いの遅さに怒って10、000本のビデオを削除させた揚げ句、ライバルのJOOSTと契約しましたので。

グーグルは鞭と人参の両面作戦でYouTubeの為に各社と交渉するようです。テレビ広告は現在、700から800億ドルと言われています。

さてここで重要なのは、一般消費者が投稿するビデオは、広告の対象にならないと言う認識が広まっている点でしょう。(注、CGCMは別でしょうが・・)結局、広告になるのは大手または中小のテレビや映画などのプロの作品だと考えられ始めています。

問題はトラフィック勝負です。何人視聴するかですね。YouTubeのトラフィックは確実に上昇しています。滞在時間も22分増えています。

問題は18歳から24歳の年齢層でYouTubeの視聴が落ち始めている点です。(hitwiseの調査) 視聴者の層が広がっていると言う事なんでしょう。BBCもYouTubeと取引を始めました。

グーグルとYouTubeの統合の答えは5年後にでるでしょう。

▼Google moves YouTube ahead

Since the acquisition, more deals struck for video, though copyright issues remain
Ellen Lee, Chronicle Staff Writer
Sunday, March 4, 2007

http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2007/03/04/BUG1NODSLR1.DTL&feed=rss.business

●実に面白いですね。

グーグルの広告料配分モデルの話と言い、一般投稿はトラフィックに貢献するだけと言う見方と言い、結局、広告の対象は映画やテレビのクリップ、プロモーションビデオやバスケットボール中継を含むプロの作品と言う見方と言い、中々動画サイトのビジネスモデルも煮詰まって来ました。

 日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫

Posted by sns at 2007年03月05日 15:39
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