2007年05月01日

●ミクシィ(mixi)発言によるガイナックス取締役辞任は何を意味するのか?

ミクシィでの発言が引き金となり、「新世紀エヴァンゲリオン」や「キューティーハニー」など名作を手がけたガイナックス取締役の赤井氏が辞任に追い込まれました。現在放映中のアニメ、『天元突破グレンラガン』に関する2ちゃんねるでの批判に、他の社員とともに2ちゃんねるのユーザーに対して侮辱的な発言をしたことがきっかけだそうです。久々にミクシィ(mixi)ネタを取り上げます。何しろ筆者は「エヴァ」の大ファンなものですから。(笑)

▼ ガイナックス取締役、ミクシィ「肛門発言」で辞任

http://www.j-cast.com/2007/04/27007221.html

▼ 「エヴァ」制作のガイナックス取締役、mixi騒動で辞任

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20348039,00.htm?ref=rss

▼mixiでキモヲタ死ね!発言でガイナックス取締役辞任

http://news.ameba.jp/2007/04/4452.php

引用 (アメーバニュースより)
 

辞任の発端は4月上旬の同社社員による「キモヲタは何故2chに悪口を書くのか」というタイトルのmixi日記にある。同社社員は現在放映中のアニメ、『天元突破グレンラガン』を第1回から「終わっている」といきなり評価した2ちゃんねるのスレッドに激怒。「文句を言うなら見なきゃいいのに」や「お前ら何様だ? バーカバーカ、キモヲタ死ね!!」などと書いた。さらには「こんな奴らを相手に商売しなきゃならんのかと思うとうんざりです」と書いた。

 この日記に対し、赤井氏が「何故見る(笑)」と意見をつけたうえで、「そんなのマトモに読むのは、肛門に顔近づけて深呼吸するようなもんです。必ず屁を吸ってしまいますぞ」とコメントした。その後も同社社員を擁護する意見や2ちゃんねるを吹き溜まり扱いする人なども登場し、同社社員のmixi日記はアンチ2ちゃんねるの意見が溜まっていった。

 その後も第4話の絵が上手でない、などの評価がされていることについて、再び同社社員が「素人が知ったような口をきくなっつーの」と日記で発言。

 これら一連の流れを受け、ガイナックスのブログが炎上。4月22日までのコメント数は一ケタ台だったのが、23日は1114件となった。その後のエントリーにもコメントが大量についた。


引用終わり

●2ちゃんねらーからの批判を気にして過剰に反論する当事者は大人気ない!!

 筆者はアニメ、『天元突破グレンラガン』の出来、不出来の程は判りませんが、2ちゃんねらーの皆様は社会批判をすることで社会的な存在価値があります。会社の隠された問題点が暴露されたり、悪を悪と指摘する社会的な鋭さが存在意義だと考えられます。

ですから2ちゃんねらーの皆様に相手をしてもらったと言うことは、それだけ『天元突破グレンラガン』が注目されたと言う評価があったんでしょう。

最近はそうでも無いようですが一般的に申し上げて「mixi日記はお互いを肯定するプラスのストロークを送りあう温い関係」が特徴であり、「2ちゃんねるは批判と言うマイナスのストロークを送りあう痛い関係」が特徴であると考えられます。

プラスのストロークであれ、批判的、否定的なマイナスのストロークであれ、何らかのストロークが来る以上、『天元突破グレンラガン』はそれなりに注目され、評価されていたと言うことなんでしょう。

2ちゃんねらーの皆様が全く評価しなくなれば、何のストローク(触れ合い)も送ってこなくなり、無視される状態になると考えられます。ビジネス上はこれが最悪のはずです。

ですから同社の社員も役員の赤井氏も「ちょっと大人気ない反応」を示してしまった点がまずは反省点でしょう。

批判とは「巻き込み効果」や「心理的リアクタンス」と言う一種のネガティブマーケティングが効いた事を意味します。ファンの皆さん、興味を持ってくれたんですよ!!

反論するなら仲間内だけで日記を読み合って「ネット居酒屋」を楽しめばよかったのに。

「王様の耳はロバの耳」と言う反論は穴の中に言うべき言葉です。
そもそもミクシィ(mixi)は、2ちゃんねらーに反論するのに適した場所じゃない。

● ガイナックスの対応

ガイナックスの対応を見ていると役員と社員のミクシィ(mixi)発言を「インターネット上の公的空間における発言」と見做しています。

既にミクシィ(mixi)は仲間内のSNSでは無く、インターネット上の公(おおやけ)の有名掲示板と言う見方です。まあこれの良し悪しは何とも言えませんが、「公的な有名掲示板で一部ファンの皆様からの批判に失礼な対応をし過ぎたので駄目だ」と言う会社判断のようです。


● ミクシィ(mixi)は既にインターネット上の公(おおやけ)の有名掲示板なのか?

 今回、「痛い」のは寧ろミクシィ(mixi)の方かもしれません。今回の対応を見る限り、既にガイアックスからはインターネット上の2chや一般ブログサイトと変わらない扱いをされています。

 そうなればミクシィ(mixi)の穏やかさを評価して出稿する広告主企業は数が減るリスクが出てきました。さもなければミクシィ(mixi)も2ちゃんねるもYAHOOも横並びで評価し、単に参加者数が多く、滞在時間が長く、自社に適したところに広告が流れるだけの話になります。


1000万人近い参加者が出てくれば、やっぱり量の増加は質的変化を呼ぶのでしょうか。

まあ、ミクシィ(mixi)さんは、売り上げ目標を遥かに超える売り上げですから、投資家からはクレームはでませんが。

今更ながらですが、ミクシィ(mixi)の使い方を再考すべき時かもしれません。
やはりSNSはある程度規模の小さい(精々数万人程度)のものが一番適していると言うことなんでしょう。

日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫

Posted by sns at 2007年05月01日 16:48
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