2007年05月22日

●死者はSNS上でやむなく存在し続ける


ちょっと気になる記事。

日本のSNS利用者は恐らく1,000万人以上。その中では、すでに他界されてしまった方もいらっしゃいます。このようなアカウントをどうするか?というのはSNS初期からの問題でした。

で、その問題が再度、こちらでも提起されていました。先日のバージニア州の銃乱射事件ですが、その犯人は学生SNSの「facebook」を利用していました。その彼のアカウントは今はどうなっているのか。

削除されず、最後の更新のまま凍結されているそうです。以下参照。

The Wired and the Dead

The USA Today recently gave a brief report concerning the victims of the Virginia Tech Massacre: “Slain Students Pages to Stay on Facebook”. The social networking website’s administration decided that these students’ profiles will not be taken down; instead, they will be remain frozen in their last updated state.

そして、こう続きます(強調部は引用者)。

There is simply no way for these websites to keep track of which of their users are dead or alive - the dead are all online now; they “live” on websites like Livejournal, Facebook, Myspace, Youtube, or Flickr, and they’re not going anywhere.

つまり、SNSを筆頭にコミュニティサイトにおいて、ユーザは生死の状況に関わらず、そこに留まり続けます。

もっともたとえば家族が削除依頼すれば削除するケースもあるのかもしれません。しかし、そこにも問題があります。なぜなら、「家族を装って、嫌いな人のアカウントを削除する」ということが可能になってくるからです。その人があまりログインしない人だと、あるいは海外に数日行っている間にこっそり削除することもできるようになります。

では証明すればいいのかというと、物理的には可能でも、やはり非現実的な話です。複数のサイトの場合は複数のサイトにその証明書(死者の証明書は何が適切かわかりませんが)を送らないといけないし、そもそも管理側も、いちいち対応しきれないでしょう。

そのように、SNS上では「この世にいない方」の対応が非常に難しいのが現状で、海外でも上手な対応はないようです。SNSの場合「他界したことの申請があり、その人が繋がっている人○人以上がそれに同意すれば削除する」というような頭数を担保とした削除なども不可能ではないですが、うーむ、いまいち感が。他には、そもそも1年以上ログインしていない人は自動的に削除、というような仕様にしてもいいのかも知れません。一番、簡単な対処法は自分のSNSのアカウントとパスワードを遺書のように誰かに預けておいて、何かあったときは対処してもらうという方法でしょうか。うーん・・・。

原田

Posted by sns at 2007年05月22日 13:07
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