2007年07月29日
●あるSNSの利用者と社会階級には関連があるのか?
NEWSWEEKの記事より。
Levy: Facebook or MySpace? It's a Matter of Class - Newsweek Steven Levy - MSNBC.com
先日、世界の二大SNS「MySpace」と「Facebook」の利用者層が年齢ではなく、社会クラスによって分かれているというレポートが話題になっていました。
行ったのはバークレーの研究家「Danah Boyd」さん。彼女は、インタビューやフィールド調査、プロフィール分析などによる手法で分析を行ったそうです。
結果、わかったのは「良い子(親から大学に行くことをすすめられるような学生)」はFacebookに行く傾向がある。
MySpaceは逆に「高校を出たら働け」と親が思っているような家庭の子が利用しているケースが多い、だとか。
またギャングなどのアウトサイダーの利用者もMySpaceには多いのだとか。
Boydさんは「この傾向の一因にはFacebookがハーバード大学を経由しアイビーの大学から始まったから」ということに理由を認めながらも、「利用者の自己認識のメカニズムが働いている」ことを示唆する。
で、当然、この議論は侃々諤々論争になったわけですが、Boydさんはさらに研究をすすめているそうです。
で、ここで当然気になるのが「じゃあ日本ではどうだろう?」という点。
日本では大手のSNSがいくつかありますが、それらのSNSもある程度ターゲットを絞っているように見えます。
しかし大手(100万人以上の利用者がいる)のSNSで、ビジネスユーズをメインにすえたSNSは日本では、やはりほとんど出てきていないのが原状。
特に大手SNSでは、モバイルに積極的に力を入れており、利用者層は低年齢層(及び、モバイル利用者層)にフォーカスされていっています。
そこで、それら(モバイル利用者層)の方々が社会的階層でどこに属しているのかの話はわからないにしろ「PCとモバイルユーザーではある程度の社会的階層の差異がありうる」と仮説を出すことは可能です。
そう考えると、そのクラス以外の人々は利用するSNSがなくなってくるのではないかしら?と邪推もできます。
もっとも受け皿としてニッチSNSはいくつかあり、ビジネス利用をメインにしたものや、シックなものなどもありますが、まだまだ「Facebookや「LinkedIn」ほどには知名度はないのが現状。
この辺も、今後のSNSの展開を考える上で気になるポイントだなぁ、と思いました。
原田
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