2007年08月13日

●グーグルアースが仮想社会に発展する意味とセカンドライフの焦り

 グーグルアースを立ち上げたグーグルは、その3次元化と共にグーグルアースを仮想社会に進化させて、参加者がアバター同士で会話する環境を立ち上げることがかなり確実なようです。そう言った環境下、欧米ではアバター技術の標準化と各サイトでのアバター共通利用が議論され始めています。

 まあ、IBM、サン、シスコシステムズ、インテルなども本気で動き始めている訳ですので、当たり前といえば言えなくもありませんが。

 でも単にポット出のセカンドライフと比較してWeb2.0の中心企業であるグーグルの動きはインターネット世界に対するインパクトが大き過ぎます。これをきっかけに企業サイトにはフォーラム、写真や動画投稿やSNS、ブログの感覚で仮想社会サービスのパーツが加わる時代が始まるかもしれません。

▼Google’s Metaverse

http://www.techcrunch.com/2007/01/24/googles-metaverse/

▼Just Ahead: The Web As A Virtual World

http://www.businessweek.com/magazine/content/07_33/b4046064.htm

引用

These days users have moved on to upgrading Google Earth with their own photographs and three-dimensional digital replicas of buildings. But one day they'll be able to alight on a Google Earth street and meet someone else there--and even have a conversation.

That sort of encounter is still a few years off, but it's no pipe dream. Google (GOOG ), Second Life creator Linden Lab, IBM, and a bevy of additional companies are moving toward the day when you can stroll around a 3D Web--and not just their own sites--using a virtual replica of yourself that you've created.

They are working to establish technical standards, open to all programmers, that would allow the entire Internet to become a galaxy of connected virtual worlds.


引用終わり

 グーグルが仮想社会サービスへの進出を進めているのは確実ですが、そうなれば各ブログや企業のWebサイトからも仮想社会サービスに飛んだり(これはYouTube感覚)、内部に付加したりする時代が来るでしょう。

 グーグルの地球の上でアバター姿で出合った旅行好きの二人が意気投合して、実際に旅行に行こうということになり、色々な旅行のWebサイトを探索し、写真やブログ、動画を見た後、そこから一緒にアバター姿で実際に現地のホテルやビーチ、博物館や美術館などに行って評価してみたいと言うシーンが今後、想定されます。

こう言った3Dインターネット時代が来ることが予想されているからこそ、アバター技術の標準化論争が起こっており、グーグルのアバターがそのまま各企業が展開する仮想社会サービスにスムースに入っていけるIT技術環境が求められ始めています。

ポータルサイトのグーグルにアバター姿で入って、そのままの姿でデスティネーションサイトである各社の3Dインターネットを楽しむことが出来ると言う訳ですね。

●セカンドライフの焦り

今後1-2年後か2-3年後に始まると思われる新しい時代に備えてリンデンラボも焦っているようです。だから今年に入ってセカンドライフ・サーバーソフトのソースコードのオープン・ソース・ソフトウエア化を提唱している訳ですね。

 まあセカンドライフは8000台もの多数のサーバー運用上の障害が多発していい加減ウンザリしている、また運用に向いた企業では無いと言う批判も有りますから、サッサとサーバーソフトをオープン化して、接続料だけで収益を上げていく方が楽でしょうが。

はい、確かにセカンドライフ・サーバーソフトのソースコードのオープン・ソース・ソフトウエア化が実現されれば「アバターの標準」はリンデンラボが握る可能性があります。

二億五千万人のユーザーが存在するグーグルアースの仮想社会サービス化と共にマイスペースなどと仮想社会サービスの連携の可能性も議論され始めています。

判り易く例えればMIXIとセカンドライフを同じアバターで接続したとすれば、友達の輪などをどのように共通化するかと言った話です。

●セカンドライフの成否に関わらず3Dインターネット時代は訪れる

グーグルが仮想社会に出る事をセカンドライフが恐れるのは、一時MIXIがYAHOO JAPANの進出を恐れたようなものでしょう。

 全く面白い時代になって来ました。ワクワクしますね。

  日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫

Posted by sns at 2007年08月13日 17:53
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