2008年06月02日

●教育におけるSNSの良い面、悪い面

デイリーヘラルドでSNSと教育に関するコラムがありました。ざっと意訳。

» Daily Herald | Social networking changing landscape for colleges, students

「Pew Internet and American Life Project」によると、18歳から29歳のネットユーザのうち7割がSNSを利用している(米国内のデータだとは思いますが)

そのようなMySpace、Facebook、Linkedin、YouTubeといったソーシャルメディアは学生のコミュニケーションのあり方を変えている。

MySpaceは特に高校生や中学生に受けている。Facebookはもう少し大学生寄りだろう。どちらも、同じ興味を持つ同級生や友達をつなげる役目を果たす。当初は、若い世代にターゲットを絞っていたこれらのサイトだが、今や幅広い年齢をターゲットにすることになってきた。

LikedInはもう少し上の年齢にリーチする。同僚などとのコミュニケーションツールであり、転職や求職の機会を提供するものだ。YouTubeはGoogleに買収された動画共有サイトで、エンターテイメントを提供する。今や、彼らはテレビを見ない、YouTubeをみるのだ

これらはいわゆるWeb2.0サイトと呼ばれる。コンテンツはユーザが作り出すもので、それまでの商業寄りコンテンツとは一線を画すものだ。この流れは「教えること」「学ぶこと」という分野にも広がり「クラスルーム2.0」とも呼ばれる。

学生たちはSNSを通じて友人たちと繋がる。インストラクターは授業で、適切なコンテンツをYouTubeから見つけてくる。このようにして、学生たちはSNSの力を使い、誰でも
宿題や学校の作業にインタラクティブに取り組むことができるのだ。

しかしながら、時にこのようなテクノロジーは先生にとって良からぬ場合もある。たとえば生徒が授業中に携帯メールをやりとりすることや、学生たちが権威を尊ばなくなり、Wikipediaのようなサイトを利用したりする。そのため多くの教授は、レポートにWikipediaを利用することを禁止することもある。

このようなSNSはポジティブな面があるとはいえ、親や学生たちはこの危険な側面も知っておくべきだろう。

新しい動きとして起こっているのが「cyberbullying(サイバーないじめ)」というものだ。Facebookのネガティブな側面としてあまり言及されないが、「インターネットは忘れない」という点だ。YouTubeにアップしたあなたの動画やFacebookの恥ずかしい写真は、あなたが就職活動中や受験中にも存在し続けるのだ。このようなメディアはずっと残り続けるのだ。

いずれにせよ、教育者は、このようなSNSをうまく生徒に役立つように活用する方法を考え続けるだろう。学生たちは、より彼らの知識や技能を高めるために友達とつながり続けるだろう。光の速さで変わっていくテクノロジーとともに、我々はいやがおうにも、人々の生活に影響を与えるであろう「次の新しいこと」に対峙し、考え続けなくてはいけない。

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日本でも昨今、SNSやブログを就職活動で活用するというような話も聞くようになりましたが、ここにもあるように、同時にネガティブな側面も持っています。

たとえば、SNSでよからぬことを書いて炎上したり、ブログで不法行為を明言して大変なことになったり、「学校裏サイト」であったり。あるいはWikipediaでレポートを作成するという話はだいぶ前からありました。

ただ、それでも上記にあるように物事は動き続けるわけで、それに対しては、教育者などもそれに関する知識を得る必要があり、そう考えると、もっともソーシャルメディアを使うべき人は先生(と政府)というようなジョークもできそうです。

原田

Posted by sns at 2008年06月02日 08:42
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