2008年11月06日
●CU雑感
完全にタイミング逃しましたが一応。先日からYahoo!のビジネスSNS「CU」が盛り上がっておりますが。
» CU
日本版LinkedInを狙ったビジネス展開とのことです。で、色々利用してふと思ったこと。やはりビジネスSNSと詠うからには、他のSNSとの差異化ポイントが重要かと思うのですが「ビジネスSNS」を重視した仕様は現状ですと
・プロフィール周りを記入できる(所属や学歴など)
・コミュニティが「ビジネス関連」「それ以外」の切り方(しかしもはや混沌としています)
・検索も業種などで検索できる
などがそちらに寄せているポイントかと思います。日記などを設定していないのもその表れなのかもしれません。
では次にLinkedInの事例から見てみると、LinkeInは「ビジネス利用で使ってね」という点で多くのユーザを集めたわけではなく、リンク方法やリンクの切り分け方などつながり方の特異性が1つのポイントとしてありました。
現状のCUを見ると、つながり方はmixiなどとかわらず無制限にほぼ自由きままにリンクができてしまいます。また紹介文もビジネスリコメンデーション風ではなく、一般的なコメントのみ。そうすると、もはや「友達たちと繋がりまくるSNS」となってしまい、ビジネスSNSの良さは薄れてしまう気がします。LinkedInが素晴らしかった理由はモチロンそれだけではなく、創始者のReid Hoffmanさんのセンスとチューニングが素晴らしかったという点なども強く寄与しているので、簡単には言えないのですが(一度お会いした時にそのあたりの仕様設計の方法をお伺いしましたが、尋常じゃないこだわり方でした)。
CUに対して、それ以外にもツッコミどころは色々あるにせよ(根本的なものやクリティカルなものを含め)、ビジネスSNSに非常に興味を抱く1人としては、そこが一番気になりました。
つまり「ビジネスSNS」というからには、そのコミュニティやリンクの方法、招待状のメッセージ、プロフィールの設定方法などすべてビジネスSNSという基準から鑑みての理想的な形があるような気がしますが、その辺が既存SNSと同じ仕様なので(もちろんシステム面からの制約が大きかったことと推測できますが)、それがどう「ビジネスSNS」としてあるべき何かなのかが少し気になりました。他にもマイコネクション管理で友人を三段階で分けられるのですが、これは星で評価するよりもカテゴリで分けるべきではとか、コミュニティのメールアラート機能は、ビジネスSNSの観点からどのような効用を生むのかなどは気になります。
ということで、この上記は別段、ダメだしではなく現状分析からCUの狙いを推測したい次第。その辺を鑑みると、これはLinkeInライクなSNSというよりも、もうちょっと汎用的な(mixiとビジネスSNSの折衷案?)ものにランディングしていくのではないかと感じました。なお、過去には、アメリカを含めてYahoo!はSNSを色々出していた気がします。Yahoo!360、Yahoo!Mash(アメリカ)、Yahoo Days(日本)などなど。アメリカの2つはすでに閉鎖。その場合、Daysなどとの差異化は具体的にどのように落ち着くんだろうとか色々気になる次第。
個人的には、このようなビジネスSNSのつながりによって人材の流動性が高まると面白いなぁ、と思うので期待はする限りで、Yahoo!さんの展開を楽しみにしております。
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