2009年01月26日

●並行仮想社会によるアルコアの9万人参加のイントラバース(3D型イントラネット)

2009年2月17日の放送完全デジタル化実施の動きを歴史の転換点として米国ではITやコミュニュケーション関連の技術活用変化が激しくなっています。全米アルミ産業トップのアルコアが9万人参加のイントラバース(3D型イントラネット)を立ち上げでいます。


セカンドライフ型の閉じた広い仮想空間を持たない、Web上で展開するサービスを並行仮想社会とか並行世界と呼びます。


セカンドライフ型のイントラバースよりも立ち上げが簡単ですよね。これは。


★ ★Alcoa Using ExitReality for Collaboration
http://www.virtualworldsnews.com/2009/01/alcoa-using-exitreality-for-collaboration.html


(virtual worlds news アルコアの記事より引用)

 引用

Aluminum producer Alcoa is using ExitReality to tie its 90,000 employees spread out across 34 countries back together. ExitReality, a browser plugin that turns normal 2D websites into customizable 3D spaces, launched this past Septmber and seemed largely focused on consumer-facing apps with video site partnerships and marketing for Carl's Jr. and Hardee's. At the time, though, some companies were already using it on an intranet for collaboration. ExitReality is working with Alcoa to provide public or secure enivironments for meetings, product demos, and more.
引用終わり

 アルコアではイントラバース(3D型イントラネット)が、全世界34カ国の社員の遠隔地ミーティングやシミュレーションによる製品デモなどに活用されています。


ExitRealityのサービスが使われています。プラットフォームと呼んでも良いのですが。

製品デモとか遠隔地ミーティング、教育・研修の話は既にしたので、ここでは紹介しませんね。


まあ、アメリカでは次第にイントラバース(3D型イントラネット)が教育・研修目的などで普及していますが。


面白いのは2008年9月に立ち上がったサービスである「ExitReality」はレストランのカールス・ジュニアやハーディズなどのサイトでWebサイト埋め込み型のマーケティングにも利用されている点でしょう。


その特徴は以下の点です。

① アバター不要、埋め込み型

アバターが無くてもWebサイト上の仮想の部屋に入れ、中の製品やビデオを見ることができる。

以前紹介したAT&Tの事例と同じですよね。これは。

② アバターをダウンロードすれば、部屋の中に入っていける。

③ 仮想空間=部屋が簡単に立ち上がり、WebサイトにもSNSにもブログにも貼り付け可能


まあ、セカンドライフのような本格的な3D没入型のサービスとは異なりますが、Web2.0のコミュニュケーションと言う文脈ならば(ゲーマー出身者は不満でしょうが)これで暫く十分なのではないでしょうか。


★ ★ 説明の動画What is ExitReality?
http://www.exitreality.com/

フェースブックやマイスペースなどに埋め込んだ事例が出てきます。

でも「百聞は一見にしかず」なのでCarl's Jr. and Hardee'sのレストランの事例を見てください。マウスで動かしましょう!!


★ ★ http://www.carlsjr.com/#/on-tv-now/fake-restaurant-shelby
★ ★ http://www.hardees.com/

3D空間=部屋の中でテレビ(動画)コマーシャルが放映されており、 バナー広告を飛行機が運んでいるのが見えますよね。

これを社内の製品評価に使ったのがアルコアのイントラネット(イントラバース)であり、消費者へのコマーシャルに使ったのがCarl's Jr. and Hardee'sのレストランな訳です。


アバターをダウンロードすれば複数人で中に入って議論をしたり、チャットが出来ます。これが見逃し放送だと皆で入って「わいがや」と一緒にテレビドラマを見られるわけですね。


例えば「メイちゃんの執事」(はい、元仮面ライダーの水嶋ヒロです。)がこのサービスを採用すれば「彼氏と一緒に」または「仲間の女の子達と一緒に」フジの見逃し放送を見ることができる訳ですね。こうして参加型テレビが普及するIT基盤が整い始めました。見逃し放送には最適ですよね。これ。


★ ★ http://fod.fujitv.co.jp/FOD/
★★ http://wwwz.fujitv.co.jp/mei-chan/index.html

セカンドライフのような閉じた空間に広い仮想世界が広がるタイプは、未だ技術基盤が整ってないという理由から多くの企業が撤退したり、参加者の75%が導入プロセスでドロップアウトしました。

しかし今回の並行仮想社会=Web上のサービスの一環、精々部屋程度で閉じた仮想空間を持たないタイプのアバターサービスは伸びています。例えばゲーム出身ではなくIMからの発展系のIMVUは既に3000万人の登録者を獲得しています。

 筆者は早晩、日本でも流行すると思っています。

★ 既にトップのIMVUは3000万人が参加
http://www.imvu.com/catalog/web_landing.php?p=japan

 日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫

Posted by sns at 2009年01月26日 15:54
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://socialnetworking.jp/b/mt-tb.cgi/4028

コメント

EDIT