2009年01月30日
●グリーの伸びが止まらない!並行仮想社会(マイクロ取引)の波に乗って伸びる前途は洋々か?
この不況期、広告収入が各社ふるわない中、業績の上方修正を発表したSNSの老舗グリーです。現在、グリーが採用している、広告に代わる収入源としての仮想グッズなど「マイクロ取引の威力」は米国フェースブックだけでなく、日本でも凄いことになり始めています。
SNSの中にゲームなどの仮想の要素を持ち込んだのが日本版平行仮想社会の典型であるグリーな訳ですね。
★★業績予想の修正に関するお知らせ
http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=670297
2009年6月期の業績予想を以下のように修正しました。
修正前 修正後
売り上げ予想 99億円 112.2億円
経常利益予想 58.7億円 65.3億円
これを見るとMIXIの2009年3月期を売り上げでも上回りかねない勢いです。(MIXIの予想売上高は130億円)ましてやMIXIが広告代理店に支払う経費部分も売り上げ計上する一方、グリーは計上していないとなれば、完全にグリーが業績面でMIXIを上回ります。
★★ 上場したグリー社長に訊く、売上高9倍成長の秘密
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20385426,00.htm?ref=rss
以下はグリー田中社長の談話の引用ですが・・。
引用
毎月のユーザー数の増加推移を競合他社と比較すると、ディー・エヌ・エーのモバゲータウン、ミクシィのmixiよりもGREEのほうが純増数が多くなっています。
収入源は広告と個人に対するデジタルアイテム販売の2本立てで、直近の四半期(7~9月)の内訳は広告と課金が3:7です。
引用終わり
引用
各社、会計処理の仕方が違うんですよ。例えば、ミクシィは広告販売の代理店マージンも含めて売上高に計上しているんですよね。そのため、売上高が多く、利益率が低く見えます。それに対して、グリーとディー・エヌ・エーは代理店マージンを抜いた分しか売上高に計上していないんです。同じ広告ビジネスでも、利益率が違ってきます。
引用終わり
最近、MIXIよりもグリーの株価が概して上値なのはこういった理由な訳ですね。
IT世界の変化は恐ろしいですね。以前の電話番号登録制度の時にも携帯サービス各社がこぞってフラット料金を導入しました。その結果、SNSのページビューは携帯電話(モバイル系)が飛躍的に伸び、それに乗っかったまずモバゲータウン、一歩遅れてグリーが収益面で大きな成果をあげました。
米国では仮想ペットや手帳の公開であるソーシャルカレンダー、更にアルバム作りであるスクラップブログなどの仕組みがフェースブックやべボ(BEBO)マイスペースなどのSNSのプラットフォーム・オープン化と共に登場し仮想グッズや仮想ギフトで収益を上げ始めています。仮想グッズや仮想ギフトが収益面で貢献し、新しいマーケティングの手段として世界的に注目を集め始めた中、日本のグリーやモバゲー、MIXIはどんな次の戦略を持ってどう動くのでしょうか!??
日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫
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