2009年06月17日
●米SNS大手が人員3割も削減!
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20090617-507410.html
会員制の交流サイト「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」大手の米マイスペースは16日、コスト圧縮のため米国従業員の30%に当たる400人強を削減する、と発表した。人員カット後の米国での総従業員数は1000人規模となる。不況の影響に加え、ライバルのフェースブックの急成長で競争が激化し、広告収入が伸び悩んでいた。
SNS最大の規模を誇るマイスペースでしたが、今回のこの選択はその規模の大きさ故に迫られたものだった様に思います。
規模が大きくなればなるほど広告収入増加の可能性は増えますが、その可能性を現実として増収につなげることができるのは飽くまでも競合他社との競争を制した時の話です。
相手を引き離せない場合、増収が見込めないばかりか膨らんだ規模を維持する為のコストばかりがかさみ、「新しい収入源確保」か「コストカット」の必要性に迫られます。
しかしながら増収できずにコストがかさんでいくばかりの状況では「新しい収入源確保」の為の投資資金が足りないことも予想されます。仮に資金を捻出できたとしても、「新しい収入源」が成功するかどうかは誰にもわかりません。失敗すれば経営環境は更に悪化し、最悪の場合SNS運営自体に直接的な悪影響が出てきてしまうかもしれません。するとユーザーはサービスに不満を感じ出すでしょう。そしていつか他社サービスに乗り換えてしまい、ユーザー数・PVは減少。するとそれまであった広告収入すら確保できなくなり、経営は行き詰まり、最後に行き着く先は…
これは全ての局面において最悪の想定をした上での仮説ですが、あり得ない話ではないと思います。事実、SNSビジネスへの新規参入企業は着々と増えており、これからも一段と競争が激化していくことが予想されています。その様な中で新サービスや新ビジネスに着手していくことはかなり大きなリスクを伴います。
しかしながら何もしないでいれば無数のフォロワー達に少しずつユーザー数を食われていってしまうでしょう。すると上述の仮説の流れに放り込まれてしまう可能性も否定できません。
要はいずれ何かしらの策は打たなければならないのです。しかしその策の内容と打つタイミングが難しいのです。
そんな中でSNS大手のマイスペースは、下手に動いてリスクを抱え込むよりコストカットをして投資資金を貯めつつ様子を見ていくことの方が得策と判断したのかもしれません。
今マイスペースは新サービス・新ビジネスに向けて水面下で動き出したのかもしれません。
このエントリーのトラックバックURL:
http://socialnetworking.jp/b/mt-tb.cgi/4142
