2009年07月03日

●フェースブックの勢いがとまらない、1日に70万人増加、11月に3億人へ

 それにしてもプラットフォームオープン化の効果は凄いですね。ここに来てソーシャルゲームが盛り上がり始めた為、フェースブックの勢いが加速してきました。ソーシャルゲーミングやソーシャルテレビなど新しい社交が次々に生まれています。文字通りグーグルを脅かすかもしれない新しい「プラットフォームカンパニーサイト」に成長したわけですね。

まあ2007年の5月24日から約二年間で参加者数は、既に約8倍の約2億人に増えた訳ですが。


(出所:facebook inside)
★★Facebook Now Growing by Over 700,000 Users a Day, and New Engagement Stats
http://www.insidefacebook.com/2009/07/02/facebook-now-growing-by-over-700000-users-a-day-updated-engagement-stats/
★★FarmVille is Already the 8th Most Popular Game on Facebook
http://www.insidefacebook.com/2009/07/02/farmville-is-already-the-8th-most-popular-game-on-facebook/
★★StreamAPI is Another New Video Streaming Service Integrated with Facebook Connect
http://www.insidefacebook.com/2009/07/02/streamapi-is-another-new-video-streaming-service-integrated-with-facebook-connect/


(出所:facebook inside)

★★Wikinomics: How Mass Collaboration Changes Everything
http://en.wikipedia.org/wiki/Wikinomics

上記Wikinomics の著者の一人であるDon Tapscottは、以下のような会社が21世紀を支えると言いました。

1、グローバルなネット世代を支援する(the global net generation)
2、熱い熱を持ちイノベーションを促進する(global house innovators)
3、仲間による生産(mass collaboration, peer production)
4、プラットフォームを作る企業(platform company)
5、Wikiのような集合知が働く企業(wiki company)

最近のフェースブックを見ていると正にプラットフォーム企業であり、その上で世界中からの色々な個人や会社のアイデアが花開いています。


その結果、Twitterの変革を唯一全面的に取り込みながら伸びているフェースブックです。そしてフェースブックのプラットフォームの上には、別の会社が作り上げた月次のユニーク数で参加者の数が1、000万人を超えるソーシャルゲームが5つも出てきています。その次(6位)の仮想社会サービスのYovilleも7百万人を超え、前月比で200万人も増えています。(このサービスはマイスペース分と併せれば月次で1,000万人を超える。)


フェースブックが幅広いゲーマー層を取り込んだり、新しく開拓し始めた訳ですね。また同時にこれまでのブログや動画、写真だけのSNSに飽きた層にも新たな社交を提供し始めた訳です。


(出所:facebook inside)

またスターバックスやニューヨークタイムス、NBAなどの多くの企業Webサイトもフェースブックと連携しており、文字通りフェースブックはポータルサイトに変わる人々の創造性を支える「プラットフォームサイト」に成長しました。


また個人のレベルで見ても、驚いたことに仮想社会サービスのセカンドライフに於いては、多くの音楽アーチストがアバターライブを行っている訳ですが、「皆、僕のフェースブックやマイスペースのページで友達=ファンになってよ!!」と叫ぶ事例も増えています。2年前の2007年には音楽アーチストが「マイスペースでは友達=ファンがどんどん増えるのに、セカンドライフでは誰も私に会いに来ない」と言う記事が載っていたのと隔世の感があります。


こうしてフェースブックがセカンドライフなどで活躍する音楽アーチストのファンまで取り込み、プラットフォームとして支える構造ができ始めたわけですね。


しかし一方で全てのSNSが順調に伸びているわけではありません。SNSも変化にしっかり追随し、参加者と言うクラウド(Cloud=Crowd)に飽きられないようにしないと次第に没落の運命が待っています。

★★Massive Layoffs Coming To MySpace - 25% Or More May Be Cut
http://www.techcrunch.com/2009/06/10/massive-layoffs-coming-to-myspace-%E2%80%94-25-or-more-may-be-cut/

SNSの運営はある意味で百貨店などの催事に似ています。常に参加者に変化や娯楽を提供しないと飽きられてしまいます。だから阪急百貨店は宝塚を運営し、三越百貨店は三越劇場を大切にしている訳ですね。変わらぬショッピングと言う社交の中にも変化をと言うわけです。

果たしてGREEなどに比較して既に伸びの止まったmixiはmixiプラットフォームで再生を果たし、再度、成功への道に戻るのでしょうか。日本のSNS企業の努力に注目しましょう。


 日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫

Posted by sns at 2009年07月03日 14:02
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