2009年09月08日
●プラットフォームのオープン化とSNSの変質への対処
米国のフェースブックがプラットフォームをオープン化し、その結果、ソーシャルゲームが凄い勢いで参加者を増やしています。日本のMIXIもMIXIアプリケーションを正式に開始し、またモバゲータウンのDeNAもプラットフォームのオープン化に踏み切りました。でもプラットフォームをオープン化はSNSを変質させるなど色々問題もあるようです。
フェースブックではソーシャルゲームが爆発的に成長し、最大手のZYNGAなどは、フェースブックを中心に1億人を超える月次参加者を獲得しています。春先には5千万人だったのですが、凄い成長率ですね。毎日、百万人ずつ増えているようなイメージです。
★★ The Most Popular Girl in Pet Society
http://www.insidesocialgames.com/2009/09/07/the-most-popular-girl-in-pet-society/
でもその結果、フェースブックは社交の形態が変わり始めています。本来、大学のリアルな知り合いの社交の輪であったフェースブックも見知らぬ相手との「ゲームの社交場」へと変質を遂げ始めています。
プラットフォームのオープン化の結果、サードパーティが多彩な社交用のアプリを開発しました。まあ、ページの作成や写真、動画、ブログなどを中心とした従来の社交形態からゲームなど多彩な社交の形に移行すると言うのは、決して悪いことではありません。実際、「ネットのような仮想社会」と異なり、現実のコミュニティではお茶やお華、テニス、ゴルフ、飲み会、運動会など多彩な社交の形があります。
さて現在、フェースブックで起こっている出来事は、「写真やプロフィール、動画、ブログ」の付き合いが「ゲーム」の付き合いへと変化し始めたことに伴う混乱です。
いわば「日記とコミュとオフ会」のクラブ活動の仲間の輪に「オセロゲームや将棋」のクラブの仲間の輪が重なって、訳がわからなくなっていると言うことなのでしょうか。
知り合いの輪におけるアイデンティティがぶれると言う問題ですよね。
その為、リアルな知り合いとの社交はEメールなどに回帰し始めているそうです。

(引用 上記記事 フェースブックのリアルプロフ)

(引用 上記記事 フェースブックのゲームプロフ)
同様な混乱は日本でもGREEがアバター制に移行した時に見られました。今後MIXIアプリなどが成功すれば同様のことが起きるかもしれません。
但しフェースブックの場合はSNS全体を揺るがすような騒ぎにはなっていないので、まあこのまま行くのかなと言うイメージですが。
この騒ぎの教訓としては、フェースブック型の総合型(あらゆる社交を一つの知り合いの輪に載せる形式)から、場合によっては知り合いの輪を分割した方が良いかもしれません。MIXI型の知り合いの性格による管理も具体的な解決方法ですが。
まあフェースブックの行く末を見守りましょう。
日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫
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