2009年10月05日
●<ソーシャルテレビ>ソーシャルテレビ発展の可能性 英国BBCの講演を聴いて
英国で2009年9月に実施されたソーシャルテレビフォーラムに参加しましたが、流石に日本からこんなテーマで参加するもの好きは他に誰も居ませんでした。ロンドンは10年ぶりです。昔筆者が住んでた処です。
さてBBCのAnthony Roseさんの講演はまだプレゼン資料を入手してませんが、結構、面白かったです。彼の肩書きはController, Vision & Online Media Group, BBCですね。有名な見逃し放送などBBCのマイスペース化と言われたiPlayerの責任者ですね。
まあ、有名な視聴者参加による社交ダンス番組などがソーシャルテレビの事例に挙げられてました。
★★BBC plans Strictly Social TV
http://www.broadbandtvnews.com/2009/09/28/bbc-plans-strictly-social-tv/
但しBBCはまだライブチャット方式には手を出しておらず、現在、フェースブックとのライブチャット接続ソフトを開発中とのことでした。同じ公共放送のチャネル4は来年、フェースブックとのライブチャットを番組で実施すると最終の講演で発表しています。スカイニュースは9月末の労働党大会の最終日のブラウン首相の演説を「ライブブログ」と呼ばれるバックチャネル方式で放映を実施していました。(インターネット放送で動画の下にチャット画面が現れてコメンテーターなど何人かの識者が呟きや感想を投稿する方式)
さてBBCの考えるソーシャルテレビですが、以下のように分類されています。
1、インタラクティブフェーズ
視聴者による意見などの局への投稿、投票、質問など
従来は手紙や電話、電子メールだった処をデジタル化の時代を迎えiPlayer強化の一環としてデジタル化を推し進めるそうです。2012年のEUでのテレビのデジタル化完全実施を意識しています。
2、バックチャネルフェーズ
フォーラムやブログ、SNSのコミュニティなどで番組の感想を呟くフェース。
番組実施中にも投稿されます。しかし番組の画面やその横に画面と一体で投稿される方式では無い。ブログやフォーラムなどの活用ですね。2スクリーン方式と言う用語が今回のセミナーで良く目に付きました。テレビはテレビで見て、感想はパソコンからネットにと言う流れです。
3、共同視聴フェーズ
番組を見ながらライブチャットするフェーズ。画面の中や横で参加者メッセージが表示されます。
知り合いの誰が見ているかとかリストが表示されることもあります。
4、検索の仕組み、レコメンデーション機能が付加されるフェース
ブルースウイリスのダイハードの番組ならば、その横にYouTube上の関連ビデオ投稿が表示されたり、Flickrの関連する写真集が表示される。知り合いの推奨するビデオやアマゾンのような「このビデオを見た人は別のこれも見てます」みたいなクロスセルが表示されるなどなど。
ここはウイジェット方式とか色々ありそうです。
民間放送ならば当然ここにT-COMMERCE(デジタルテレビによる物販)が来ると思われます。
5、視聴者による番組作成への参加方式
重要なのは日本の「新婚さんいらっしゃい」みたいにシナリヲは局が作り、参加者はコンテンツとして参加するようなアナログ時代のやり方では無く、ファンフィクションとして考えられている点です。これは後の講演で事例があり、面白かったです。
これらの事柄をSNSなどのネットコミュニティと連携して実施するわけですね。
英国ではBeboの事例を嫌ほど聞きました。
日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫
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