2009年10月23日
●グーグルがピークを過ぎ、フェースブックやツイッターが伸びる訳
2009年の第3四半期に売り上げの伸びが予想を上回り、全年同月比7%の拡大を記録したと言われています。しかし一方でグーグルサービスのピークは過ぎて、既にコモディティであると言う議論も根強く有ります。ビジネスウイーク誌もそうですし、筆者もロンドン訪問時に何度か聞かされました。
★★グーグル、第3四半期決算を発表--アナリスト予想を上回る増収に
http://www.asahi.com/digital/cnet/CNT200910160002.html
大きく言えば以下のような見方になります。
<データベース重視からクラウド大衆重視へ>
「インターネットの第二の波はクラウド(CrowdまたはCloud=インターネットの大衆)が主役である。そしてクラウドの特徴は多様性であり、大衆表現などの能動性である。従ってデータベース上の情報検索中心のヤフーやグーグルのビジネスモデルは、クラウドの時代に合わずピークを過ぎており、中心からはずれて次第に衰える」というものです。無論、インフラ論としてのクラウドコンピューティングは正しいのですが、それはグーグルにとってはアンドロイドと同じく副業な訳ですね。
例えば以下はサンフランシスコで行われているweb2.0サミットでのファンドマネージャーの講演記事です。
★★Sean Parker: Twitter/Facebook Will Soon Dominate The Web — Not Google.
http://www.techcrunch.com/2009/10/22/sean-parker-twitterfacebook-will-soon-dominate-the-web-not-google/
引用
Why? Parker believes we’re shifting from the first phase of the Internet, which was dominated by what he calls “information services” These are companies like Google and Yahoo. But next up to dominate the web will be the “network services” like Facebook and Twitter, he believes.引用終わりTo be clear, he thinks Google will stay huge and relevant, but it’s dominance will go down because collecting data is less valuable than connecting people, he said.
これはクラウドコンピューティングや地球温暖化と同じく、科学的な見方と言うよりは社会的な視点の「パラダイムシフト」と考えられます。しかしその認識が広まったお蔭でマイクロソフトはwindows7に全力を投入したり、社会が変化を始めました。これを予言の自己実現と社会学は呼びます。クラウドソーシングやクラウドコンピューティングの見方の普及がグーグルの足を引っ張るとは本当に皮肉ですね。
尚 筆者はこの考え方に賛成しています。
日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫
このエントリーのトラックバックURL:
http://socialnetworking.jp/b/mt-tb.cgi/4274
