2009年12月30日

●<ソーシャルテレビ> 日本の主流は「ユーストリーム+ツイッター」か「ニコニコ動画か」?

年末なので国内の動きに焦点を当ててまとめてみました。

 2009年の秋ごろから国内においても直接、テレビ放送網が関わらないインターネット単独のソーシャルテレビの動きが活発になってきています。民主党政府の情報オープン化政策の象徴であった「事業仕分け生中継とツイッターでライブコメントの試み」、「第一回Web学会でのツイッターなどによる生中継」などが典型例です。またニコニコ動画も亀井内閣府特命担当大臣の会見を二コ生で中継するなどしています。
 
<ニコニコ動画>
 2006年12月頃からサービスを開始し、2008年末には一般参加者によるニコニコ生放送のサービスを付加しています。(放送開始は2007年末)現在、参加者数は総数で約1500万人弱、ニコ生を中心とした有料会員数は60万人を超える日本で老舗のソ-シャルテレビです。現在、ツイッターアカウントからの直接ライブチャットはできませんが、同社は「対応はいつでも可能」との見解を表明しています。スティッカムなどが類似のサービスと考えられます。(メタバース協会のカンファレンス生中継は何時もVWBCがスティッカムを活用して実施している。)

またニコニコ動画には今後の見逃し放送や若者のテレビ回帰を狙ってNHKやテレビ東京、TBSなどのテレビ局が公式チャネルを開いています。(これは凄いことです。)

★★ニコニコ生放送
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%82%B3%E7%94%9F%E6%94%BE%E9%80%81

<ユーストリーム+ツイッター>

 2009年のオバマ大統領就任式から7月のマイケルジャクソン葬儀間に米国のソーシャルテレビは形が整い、既存の放送事業者の間で市民権を得ました。2009年5月、ユーストリーム+ツイッターが立ち上がり、6月にはフェースブックのLive Stream Boxとフェースブックコネクトを使ったクラウド(ネットコミュニティ)連合が成立しました。

 米国のソーシャルテレビの成功要因はフェースブックやツイッターなどのクラウドとの連携にあることは明白です。

 さてわが国でも先進的な個人や学会、ベンチャー企業の間で2009年後半から活発にユーストリーム+ツイッターを活用し始めました。日本ではフェースブックの活用者が135万と少ないため、ツイッターが主体になっていくと思われます。

<有料のナマ二コ放映、無料のユーストリーム+ツイッター>
 ユーストリーム+ツイッターが流行るのは利用料金が無料と言う点が大きいのでしょう。一方ナマニコ放映も有料のプレミアム会員であることが条件ですが、30分が500円程度であり、決して値段が高い訳ではありません。

<2010年の展開予想>
その他今後はYouTubeなども国内でのソーシャルテレビ活用を狙ったマーケティングを積極的に行うと見られ、他に色々な業者が参入する期待も高まっています。既にアバター方式もミートミーやスプリュームなどで試みられています。(総務省の特区プロジェクト)

2009年にシンガポールで行われたソーシャルメディアの会議ではミクシーがテレビ連携に関して積極的な発言をしています。

2011年7月のテレビ完全デジタル化を控えた2010年には、ソーシャルテレビは本格的に注目される社会現象になるでしょう。

 日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫

Posted by sns at 2009年12月30日 12:24
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