2010年01月21日

●<マイクロ取引> YouTubeの映画ビデオのレンタル事業は成功するか??!

グーグル=YouTubeが映画ビデオのレンタル事業に出ます。これって成功するでしょうか? ポイントは以下の点です。要約すれば「無料とマイクロ取引の両立」は可能か? 

① 従来のグーグルの基本的姿勢は情報=無料化論です。
その原資の出所は「インターネットにシフトする膨大な広告費」であり、一声で約200億ドルと言う膨大な売り上げを計上しています。それを背景に「無料化圧力」をかけて「著作権の主張を押さえ込み」既存の出版業者、新聞、音楽事業者、テレビ業界、ソフト業界などを激怒させたわけですね。この時のグーグル=YouTubeの主張は経済学で有名な補完財効果ですが!!でも実際は代替財効果の方が強く働き、音楽業界など規模が嘗ての半分近くになってます。(CDの売り上げをネット販売でとうてい補足出来ない状況など。)

この発想はアンドロイドなどオープンソースコミュニティを育成し、情報関連のサービスを無料提供し、自らは広告費で稼ぐと言うシンプルなものでした。

詳しく知りたい方はクリスアンダーソンの著書「フリー」をどうぞ!!

② マイクロ取引は無料化論とぶつかる!!
 一方で新聞の記事単位取引とか音楽の曲単位取引、映画やドラマの販売はマイクロ取引と呼ばれています。 この基本は仮想ギフトや仮想商品などゲームにあります。判り易く言えばアイテム課金です。

 しかしこのマイクロ取引は社会的規範としてのクラウド(ネットコミュニティ)との共存が求められます。塵が積もって儲かる前に仲間になる必要がある訳ですね。オープンソースコミュニティを過度に主張しすぎる余り相手を激怒させる行き過ぎが、映画のマイクロ取引においてマイナスになる可能性が高いと思われます。(これが昨今流行のグーグルビジネスモデル衰退説の根拠の一つ)

 また昨今のクラウド型ビジネスモデルは全てが無料の「オープンソース型」と基本はプロプライエタリーで第三者に徹底開放する「プラットフォームカンパニー型」の対立が出現しています。所謂、ソーシャルメディア派=クラウド(ネットコミュニティ)派の動きはフェースブック、iphone、アマゾンなど「プラットフォームカンパニー型」なわけですね。彼らの収益は無料ではなくマイクロ取引関連が主体です。


アンドロイドに代表される「オープンソース型」かihponeなどの「プラットフォームカンパニー型」か、無料か? マイクロ取引か? 面白い勝負ですね。

「無料とマイクロ取引の両立」は可能か? お金持ち企業グーグルのお手並み拝見ですね。


★ ★YouTube Debuts Movie Rentals
http://mashable.com/2010/01/20/youtube-movie-rentals-2/

 日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫

Posted by sns at 2010年01月21日 10:49
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