2010年02月10日
●<gamil> GMAILバズはツイッターやフェースブックの脅威なのか?
これはマーシャブルの記事の紹介とそれに基づいた筆者の考察ですが、左脳型かつアルゴリズムや論理優先と言うモダンの文化(組織機械論)で成功してきたグーグルは、右脳型かつ有機的な動きをするソーシャルメディアとその上で展開するクラウド大衆の把握は弱いですね。クラウド大衆はポストモダンの文化(組織有機体論)を持っていますから。
さてマーシャブルの記事の指摘を要約すると以下のようになります。
☆☆ Google Buzz: What It Means for Twitter and Facebook
http://mashable.com/2010/02/09/google-buzz-facebook-twitter/
1、グーグルはソーシャルで成功していない。
グーグルはOrkutなどのソーシャルの試みを何度も行った。しかしOrkutはインドやブラジルなどで受けただけだし、googlewaveもまだコンセプトの段階に留まっている。
2、twitterリンクは評価できる。
Twitterに投稿したものがGMAILバズに反映されると言う一方通行の連携がなされている。
3、しかし本命のフェースブックとの連携が全く無いのが致命的
参加者数4億人のフェースブック連携が無いのは致命的である。ツイッターは高々米国では18百万人に過ぎない。2010年にはグーグルから主役の座を奪うかもしれないフェースブックと連携が無いのはソーシャルメディアとして駄目。
ここからは筆者の考察ですが、日本のグリーもtwitter連携は実施しています。Twitterに投稿すればGREEの一言に反映される訳ですね。まあ日本の場合ははっきり申し上げてmixiアプリのオープン化ポリシーが不十分だからその分、twitterが伸びている訳ですが。フェースブックとは文化の違いが大きく、それがフェースブックが国内で大きく流行しない原因でしょう。
☆ ☆ 「GREE」PC版を正式リニューアル。Twitter連携やIE表示に対応
http://bb.watch.impress.co.jp/docs/news/20091109_327720.html
日本から見ればgmailバズはツイッターリンクがされているので良いかとは思いますが、グーグルの数学的な検索アルゴリズム + 情報=ものと言う発想で有機的なソーシャルの領域に上手くアプローチできるとはとても思えません。コンテキストと言う流れがあって、知識や情報は有機的に紡ぎだされる、更に情報はコミュニュケーションと言う視点がグーグルには弱い訳ですね。それが今回のgmailバズにも見られるような気がします。
Twitterにしてもフェースブックにしてもクラウド大衆ありきのアプローチであり、情報=ものがデータベースに乗っていて、それを検索すると言ったグーグル発想とは相容れないものがありますね。哲学が違いすぎます。(グーグルのモダンとTwitterやフェースブックのポストモダンの発想の対立)
日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫
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