2010年03月19日

●<ソーシャルテレビ> 韓国事情 その2 投げ銭はマイクロファイナンスか?

 韓国のインターネット事情は日本にとって非常に参考になります。その点ソーシャルテレビの事情も例外ではありません。
以下は慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科 ナ・ウンキョンさまよりの投稿です。

afreecaTVの投げ銭=仮想通貨によるマイクロ取引、マイクロペイメントは面白いですね。これはソーシャルテレビとしての注目点です。
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 題名:韓国のインターネット放送サービス

          慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科 ナ・ウンキョン


 現在、韓国のインターネット放送サービスはポータル系(Daum、Naver、Nate)と個人放送専門サイト系(AfreecaTV)によって提供されている。今度のバンクーバーオリンピックではカナダとの時差の為、主要競技が午前の時間帯に編成されていて、家庭のテレビよりオフィスや個人PCから視聴する傾向が見られた。放送中継内容をそのまま動画サービスする方式から脱して、インターネットを通じて一緒に競技を見て応援を楽しむ視聴文化が定着した。特にキムヨナが金メタルを撮った瞬間など主要競技においては、Daumの中継サービスでは44万、AfreecaTVでは41万、Naverでは16万、Nateでは15万名のネット視聴者が殺到して、合計で116万人が同時にオンライン中継を活用したことが明らかになった。


 このような韓国ネット中継放送の初成功は2006年WBC(ワールドベースボールクラシック)の韓日戦にまでさかのぼる。この時にはオフィスのあちこちで競技を見ている人々が得点が入る都度、席からむっくり起き上がる光景も目撃されている。

 この時にはインターネットサイトは放映権を持つ放送局との公式な提携関係無しに個人が違法で中継動画を投稿する状況だった。

だが昨年から主にスポーツ競技やオンラインゲームリーグなど、実際の放送事業者と提携して公式にインターネットサイト内中継が可能となった。現在は合法的なインターネット生中継(LIVE STREAMING)が定着している。

過去のインターネット中継は切断が多く、スムースな競技視聴が難しかったが、最近ではインターネットの速度向上、同時に画質生中継技術の進化によりテレビと劣らないコンテンツ提供が可能となっている。インターネットに繋がったところであればどこでも楽しむことが出来るため。今後はネット中継の範囲も更に広がると予想する。

 特にAfreecaTVの場合には、全世界に未だ導入されていない独特の収益モデルを持っている。それは個人のBJ(Broadcasting Jockey)たちが放送する時、視聴者が投げ銭(1っ個=100ウオン)を実施することである。視聴者はクレジットカードや携帯決済などによる小額決済を通して星風船と名付けられた投げ銭アイテムを購入する。 そして好きな放送場面で星風船をBJ(Broadcasting Jockey)=(個人)放送者に投げる。面白いのはBJは受け取った星風船を換金することが出来る点である。この場合、(2対8の割合での分配モデル、8割はBJの収益、2割はAfreecaTVの収益)

 これは正にゲームや仮想世界のアイテム販売による収益モデルと同じである。小額決済が普遍化されることによってYouTubeのようなうUGCや個人放送のクリエーター達が稼げる収益モデルとして拡張適用される可能性が高い。

 BJらの主な放送内容はBJが画面に出て来て面白い話をしながら音楽を流したり、チャットウインドーに投稿する視聴者達との会話が主だったが、今後は既存専門放送コンテンツにBJのリメーク版が出るなど相互作用が実施され、価値面からも収益分配面からももう少し複雑なモデルに進化することが予想される。

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  日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫 borg7of9 twitter

Posted by sns at 2010年03月19日 09:58
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