2010年06月11日
●<3D> スポーツのESPNがワールドカップ3D放送、3社がCMも3Dへ
一般に3D放送に大しては多くの放送事業者が実験段階で本格展開は様子見を決め込む中、デスカバリーチャネルとスポーツのESPNだけは例外のようです。(既にお伝えしましたが影響力の強い英国BBCなどは3D放送の効果に現状では否定的、懐疑的です。)
ディズニーグループのスポーツチャネルのESPNはワールドカップ2010を3D放送します。3D放送の場合には、当然、CMも3Dになります。何故ならばCMだけ従来の2Dにすると視聴者の視聴経験が破壊されるからです。(めがねをとったりはずしたりは非実用的ですよね。)
ESPNはCATVのComcast、衛星テレビのDirecTV、そして通信企業のAT&Tのプラットフォームにチャネルを持っています。ここでワールドカップを含めたESPNの視聴が出来ます。
<3D放送と3D広告の組み合わせだけが現実的だが値段が高い>
しかし3社の広告主が高い3DCM料金を支払います。
ESPNのワールドカップ20103D放送に対してはProcter & Gamble Coはかみそりのジレット、3Dテレビに熱心なSony Corp. そして3D映画の「トイストーリー」を配信するDisney's Pixar が3D広告を出しました。
通常の30秒広告の制作費は50万ドルから百万ドルと言われています。3Dですと3割から4割のコスト増になります。
しかし一般的に広告主企業は、高価な3D広告の効果に確信が持てないため、二の足を踏んでいます。
だからESPNのワールドカップでもP&Gのジレットだけが3Dビジネスに無関係です。(この当たりが3Dテレビのマーケティングの課題ですね。)
また北米での3Dテレビの販売予測は以下のとおりです。(Market researcher iSuppli Corp予測)
2010年 百七十万台
2015年 二千六百六十万台
<解説>
確かにESPNが言うように高品位放送の時も広告費が高くなり、広告主は最初、誰も乗ってこなかったし、その後は高品位広告にも普通にお金を支払うようになりました。
しかしめがね問題とかコンテンツ問題とかクリアーするべき点はいろいろありそうです。(これは仮想空間のセカンドライフのUI問題と同じですね。)
★★ Marketers Face Zooming Costs as ESPN Launches 3-D Channel
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703890904575296912849720730.html?mod=dist_smartbrief
日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫 borg7of9 twitter
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