2010年09月08日

●<ソーシャルテレビ> グーグルテレビはスターになれるか!!?

CATVや衛星テレビなど有料テレビ業界はグーグルテレビやアプルテレビの動きに相当神経質になっているようです。これは有料テレビ業界からのグーグルテレビに対する反論記事ですが。

 以下要約します。

 曰く「グーグルテレビはスターになれるか ーその大きな野望と小さな可能性ー」

グーグルテレビは伝統的な有料テレビ業界と必然的にぶつかるだろう。これが第一の壁だ。

 人々はインタラクティブな行動様式でテレビを見るという風に想定されている。ありえない。大部分の人々は受身でテレビを見たがっている。


 グーグルテレビはテレビの値段を$50 to $75値上げする要因となる。人々はこれに抵抗するだろう。これに対してグーグルは、スマートフォン程度の値上げになる程度だと答えている。

 携帯電話とテレビは産業の構造が違う。テレビは滅多に買い換えない。携帯は直ぐ買い換える。

 グーグルテレビへのニーズはどこにあるのか?そんなものありはしない!!
 過去のWebTVの失敗を繰り返すだけだ。

 フォレスターリサーチの調査は23%の人しかインターネットテレビを欲しがっていないと言っている。ニーズがない訳だ!!


 Consumers don’t actually want to access “the Internet” on TV per se; they want more video and an enhanced TV experience, said Forrester Research media technology analyst James McQuivey. Today, 23% of adults say they want to watch online video on their television, according to a recent Forrester survey.

 

 またテレビをパソコンとつないでいる人々はたった1000万人しか居ない。

 “You have 10 million people who have connected their PC to their TV,” McQuivey said. “The reason people put up with those barriers is because they love video.”

   NBA(米国プロバスケットボール協会)はグーグルテレビに熱心だ。でもファンは18歳から34歳のレンジだ。

 フォレスターリサーチの調査ではコネクトテレビを買った人々の20%しか満足していない。14%は全くインターネット接続をしていない。26%は大して使っていない。3%は失望している。

  So far, however, consumers are largely indifferent to the Internet-connected TV features that have come to market. Only 20% of people who have connected TVs say they’re happy with them, according to a Forrester survey of 3,990 people in June 2010. About 26% said they don’t use them much and 14% said the TV is not even connected to the Internet. Only 3% are disappointed with them.


 アップスの時代になれば、有料テレビはしっかりした管理型のアプローチを行い、もっと時間をかける。グーグルみたいに野放しのインターネットアプローチはしない。

 いい例がべライゾンコミュニケーオンのFiostvだ。

Digital video recordersの時だってTiVoは失敗したが、伝統的な有料テレビ業界はしっかり成功している。ネットのようないい加減なアプローチはしていないからだ。

 グーグルは結局、テレビをインターネット化しようとしている。目的は広告収入だ。
 しかしテレビは自由ではなく管理の世界だ!!

 スマートフォンのアンドロイド開発者コミュニティを使って、アップスを使って攻め込もうとしている。


 グーグルは言う。「革命は辺境から」つまりテレビ業界の外からだと!!
テレビ業界は閉鎖的であり、オープンな改革要素が環境に欠如していると!!

 馬鹿言え!! テレビ業界は携帯電話の世界と違う!!

 それにほんとに多数がテレビでネットを使いたがるのか?そんな証拠どこにあるのか?Nielsen調査では約34%弱しか「ながら視聴」をしていないではないか!!

 Besides, there still isn’t enough evidence that a large number of people will find indispensable utility in being able to tap into Internet content from the TV, ActiveVideo’s Miller said. Today, during 33.9% of the time people spend surfing the Internet on computers or mobile devices, they’re also watching TV, according to Nielsen’s “Three Screen Report” for the first quarter of 2010.

 最後の問題は 操作性 使い勝手だ!! (高齢者にも)誰にもこんなの使えない!!

“Everybody faces the main issue: How much work do people want to do in order to watch TV?”

 

 <解説>

  グーグルやアプルの動き、サムソンの動きが活発化する中で既存の有料テレビ業界は相当危機感を抱いています。確かにNBAがグーグルテレビを支持して動き出したり、約34%が「ながら視聴」をしていてコネクトテレビの可能性を示唆しているレポートを見ても神経質になるのは無理もありません。WebTVなどの過去の試みは失敗した!と言う主張も面白いですね。今度は成功するかもしれないと恐れています。サムソンのレポートではコネクトテレビを買った半分が使っていると言っていますが、それとも符合します。

 アップスの取り扱いは有料テレビ業界に任せろというのは面白いですね。現に英国のスカイがそれで成功しています。しかし有料テレビ業界の問題はインターネット世界のようなオープンな革新性の欠如と高コスト体質でしょう。

 アメリカンアイドルのように何時までもコンテンツを囲っておいてネットにオープンに出さないなんて時代は早晩終わるでしょうから。


 ★★ Can Google Be a TV Star? Big TV Ambitions, Small Chance of Domination

  http://www.multichannel.com/article/456738-Can_Google_Be_a_TV_Star_.php

Already, Google TV provides searches across YouTube clips, Amazon’s video-on-demand service and Netflix’s Internet-streaming feature. Recent reports surfaced that it is also mulling the idea of renting movies through YouTube for $5 each.

 日本ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫 borg7of9 twitter

Posted by sns at 2010年09月08日 11:02 |
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