世界中のソーシャルに関するニュースを紹介、配信するサイト

<新聞広告から見る新聞の運命>誰からも読まれない新聞ビジネスを買収する謎、ネット広告の増加は焼け石に水!!


newspaper (1).jpg
<出所:http://mjperry.blogspot.jp>

 Newspaper Association of Americaに基づけば、新聞広告費は2000年の635億ドルから2011年は200億ドルと三分の一に減少しています。ネットの広告を加えても226億ドルです。これは1954年の水準だそうです。200億ドルから600億ドルまで約50年かかって増加し、それが11年でもとの木阿弥と言う減りようです。
 そこでギガオムが記事を書いています。タイトルは「誰からも読まれない新聞=“View From Nowhere” 」です。このコンセプトはNew York University journalism professorの Jay Rosen教授が使っているものだそうです。
 新聞が読まれないのは社会にとっても良くない事だと言っています。しかし例えばCNN放送のアンダーセンクーパー記者が「エジプト政府が悪い!!」と白黒はっきりする報道をしているように立場をはっきりさせることが必要だと書いています。立場を明白にしないで、あいまいな報道をするから新聞は人気がなくなるのだと言っています。安全運転が新聞を殺したと言う主張です。
 一方有名な投資家のウオレンバフェット氏は故郷のオマハの駄目になった新聞社を買っています。それはどういう戦略でしょうか。
 一つにはコミュニティの一体化に必要なローカル新聞を守ると言うセンチメンタリズムがあります。しかし同時に投資家でもあるバフェット氏は、田舎のコミュニティにとって最低限、一つの新聞は必要であり、コミュニティとタイアップして上手く運用すれば長い間、部数を維持できる、いや増やすことも可能だと考えているそうです。
 デジタル化への長い過渡期にそれで稼ぐと言う戦略です。
 これはまるで昔日本商社の伊藤忠だけが80年代には駄目になった繊維部門で長い間稼いでいた事例とよく似ています。

 
 ★★ Why newspapers need to lose the ‘view from nowhere’
 ★★Newspaper Ad Revenues Fall to 60-Yr. Low in 2011
 ★★ The View from Nowhere: Questions and Answers

 ★★ Why Warren Buffett is buying newspapers
ナレッジマネジメント学会 専務理事 山崎秀夫 borg7of9 twitter

関連記事

2020年2月
« 12月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
242526272829