富士通のブロックチェーン丸の内町おこし実験、フィンテック
記事を読めば明らかですが、様々な異業種のデータ(実験では三菱地所が保有するビルの電力使用量や商業ビル内の店舗の売り上げデータ、ソフトバンクは保有する人の流れに関するデータなど)を集めて、モバイル通信事業、不動産とそれぞれ無関係に見えるデータ同士を組み合わせ、新たな価値を生み出すデータの利用を模索するとなっていますが、これはビッグデータやAI実験と呼んだ方が相応しい内容かもしれません。ソフトバンク、三菱地所、東京大学も共同で参加します。
ブロックチェーンの要素は、以下の点でしょうか?またブロックチェーン技術を活用した富士通独自のデータ流通・利活用基盤とも述べています。ビッグデータの共有にハイパーレジャーファブリックの分散台帳を使ったイメージですね。
引用
データの記述には東京大学大学院システム創生学科教授である、大澤幸生氏が考案したデータジャケット方式を用いて行います。
引用終わり
引用
実験内容:
- 丸の内エリア内において、三菱地所が有するオフィスビルや商業ビル内で蓄積された、過去の電力使用量や商業ビル内の店舗での売上、顧客の属性情報や、ソフトバンクグループが保有する人の流れに関するデータのほか、丸の内エリアに関わるオープンデータなど数十種類のデータを、データの概要情報を記述する「データジャケット」の形式でデータ流通・利活用基盤上に登録し、各参加組織へと共有します。
- (ここがブロックチェーン要素)
- 各参加企業は、東京大学 大澤研究室主導でデータの活用方法を検討するワークショップを実施する他、データ流通・利活用基盤を活用した「データジャケットのつながりの可視化」により、丸の内エリアの就業者や来街者などを対象にした新規サービス創出の検討を行います。さらに、データ分析者が実際のデータをもとに行動法則などを導き出し、データの活用アイデアを深掘り検討します。
- (ここがビッグデータとAI要素)
- 創出した活用アイデアは、三菱地所の有する丸の内エリアのオフィスビルや商業ビルなどでサービスの実証実験を実施し、実用性を検証していきます。
- (ここがナレッジマネジメント要素)
- 引用終わり
<出所 富士通 >
★★ 業種を超えたデータ活用で新たな街づくりを目指す実証実験を東京・丸の内エリアで開始 産学連携でデータ利活用による新たな街づくりへ
★★富士通がブロックチェーンを活用して街づくり~丸の内で実験開始
日本ナレッジマネジメント学会 副理事長 山崎秀夫